ブログ

骨切り手術後の不具合

ブログ検索#骨切り

骨切り手術後の不具合

骨切り手術のリスクについて考えてみたいと思います。

詳しくはこちらでもご紹介しておりますのでご参考になさって下さい。
http://ginzaplus.com/jp/treatment/surgery/ でもご紹介しております。

骨切り手術には大きくRAOもCPO、ふたつの方法があります。福岡出張へ行くとCPOの患者さまによくお会いします。地域性もあるかも知れません。リハビリ的な視点でみた場合、両者の大きな違いは筋肉への負担です。

RAOでは後ろや横から大きく広範囲にメスを入れるの対して、CPOでは前側から股関節前面に付着する少数の筋肉しか切りません。そのため一般的に、リハビリ期間が短く済むとも考えられています。しかし難渋するケースも多く、骨切り術とは筋肉だけではなく一旦骨をも切断するため、いずれの手術方法であってもそれなりの覚悟が必要でしょう。

年に一回開催される、股関節の専門医療者を集めた学術集会では、骨切り手術とはtime saving、つまり、"人工関節までの繋ぎ"とも捉えられています。またその後遺症として症状の進行を招くリスクも懸念されています。

Aさん

40代でRAOを行いましたが、術後一年も経たないうちに脚の長さに差がみられ、杖を手放せない生活が余儀なくされています。画像上にも、明らかな変形を呈し手術をした側の股関節が進行しています。
こちらは手術前のレントゲン写真。きれいな股関節をしています。

Bさん

こちらは40代でCPOを経験されましたが、手術後5年で悪化しはじめています。
骨盤は歪み、軟骨の隙間も狭くなっています。ここまで悪化すると次に心配されるのは、反対側の股関節の痛みです。将来的には両側の(再)手術が心配されます。
こちらは手術前の股関節画像です。年齢相応の変化でしょうか。このレベルでの手術は非常にチャンレンジであると思われます。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



最新記事






▼「ブログ」その他のコンテンツ
全カテゴリ 股関節の保存施術 施術事例 お知らせ メデイア プライベート
Copyright © 2004-2024 ginzaplus | 当サイトの全コンテンツは著作権法、関連条約・法律で保護されており、無断での複製・転載・転用を固く禁じます。| 利用規約 | 個人情報保護方針
Web System & Design by R-Crafz