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[筋力トレーニング] 表面から裏面へ

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[筋力トレーニング] 表面から裏面へ

変形性股関節症とは「進行性ではなく可逆性である」どこかの書店で見かけた変形性股関節症に対する表現です。まさに仰るように変形性股関節症とは、一概にどんどん悪くなるものと決め付けるのではなく、なんらかの策を講じればその進行も防げる可能性もあるとご理解いただければよいと思います。

進行予防のためには、リハビリの専門職でもある理学療法士から一つ付け加えさせていただくと「筋肉の働き」や「身体の使い方」に注目していだだけたらもう少し理解が深まるように感じています。

例えば、普段の日常生活動作では前屈み(まえかがみ)で作業されることが多いと思います。キッチンでの立ち仕事。床のお掃除、掃除機をかける動作。お風呂掃除にスーパーでの買い物動作など。

単純に、前傾での動作が増えてくると前側の筋肉に負担をかけます。
皆さんが股関節が痛いんです、と仰ってご指摘いただく多くが上のイラストのような箇所に存在していませんでしょうか。おそらく股関節の前面あるいは側面の筋肉に負担をかけているのです。

また人間の構造上、股関節は曲げる方向に大きく働くため、どうしても前側の筋肉を酷使しがちです。
一方でバランスをとるように、裏面には身体を真っ直ぐに起こす筋肉が存在しています。その代表例がお尻の膨らみでもある殿筋群たちですね。こうした筋肉も普段の日常動作で活かせるようになると痛みの予防にも繋がるでしょうし、たとえ、変形性股関節症を診断されても症状を食い止める治療的な手段にもなるでしょう。

手術から保存療法へ。
前側の意識から後ろ側への意識へと転換。

こうした頭の切り替えが素早くスムーズに行えれば、まだまだ改善の可能性を実感いただけるでしょう。

ginzaplus 佐藤正裕



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