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[人工股関節のリスク] 手術後の痛み

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[人工股関節のリスク] 手術後の痛み

人工股関節を入れると、当時の痛みはなくなりますが、また別の種類の痛みに悩まされることがあります。

カナダからの研究報告です。手術後の「日常生活動作」と「痛み」との関連についてまとめています。対象は232人、人工股関節術後の患者さんたちです。手術後2年、5~7年と追跡調査を行った結果を報告しています。

Iris M.R.Weller.Physical activity and pain following total hip arthroplasty.
Physiotherapy; vol 93, Issue1, March2007, Pages 23-29

今回の調査結果からは、年数が経つに従い、新たな痛みを訴える割合が増えてきています。
例えば、手術後2年目では感じられなかった靴下動作、爪切り動作などは、5~7年後では痛みを訴えます。

全体的な印象としては、手術前の痛みが強いほど術後は楽に感じやすいのですが、個人差もあり、その後のメンテナンス次第で症状の強弱、出現の仕方にも差が認められるようです。


ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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