ブログ

[施術事例] 70代 骨切り手術後の人工股関節

ブログ検索#施術事例・手術後

[施術事例] 70代 骨切り手術後の人工股関節

保存施術+ 手術を回避 手術後
臼蓋形成不全に対する外科療法のひとつに骨切り手術があります。骨切り手術もケアの仕方次第で一生持つとも考えられますが、なかには痛みの影響から人工関節をやむを得ないケースも出てきます。

ご相談いただいたのは70代の女性です。医療機関では、臼蓋形成不全と変形性股関節症を診断され、3回の手術を受けています。

30代で発症した股関節痛にかかった先の医師から骨切り手術(RAO)を勧められ、両側手術を行っています。その後、片側に痛みが発症し、50代で人工関節に置き換えています。現在は反対側の股関節にも痛みが発症していますが、「もう手術はしたくない」との思いでお越しいただきました。

保存施術を開始し計14回、約1年後の様子です。
普段から杖を使用してきたこともあり、杖を外すとゆっくりしか歩けません。施術を繰り返すことで、少しずつ体重を乗せるタイミングを習得し、何とか4度目の手術は回避できそうです。

かばって歩きはじめると、体重が乗らない分だけ骨は痩せ、筋肉も細くなってしまいます。また、加齢に伴う筋力低下や骨粗鬆症が拍車をかけます。

骨や筋肉の強化には適度な刺激が有効なことはすでに科学的にも証明されています。人工関節の緩みや骨が脆くなりことによる変形を助長しないためには、しっかりとした足取りで歩けることが何より大切なのです。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



最新記事






▼「ブログ」その他のコンテンツ
全カテゴリ 股関節の保存施術 施術事例 お知らせ メデイア プライベート
Copyright © 2004-2024 ginzaplus | 当サイトの全コンテンツは著作権法、関連条約・法律で保護されており、無断での複製・転載・転用を固く禁じます。| 利用規約 | 個人情報保護方針
Web System & Design by R-Crafz