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2015年とこれから

更新 2015年12月31日(木)
カテゴリ お知らせ
ハッシュタグ #変形性股関節症  #学会  #セカンドオピニオン  #保存施術  #股関節の手術 
今年は転機の一年となりました。

「優秀な理学療法士を育てる」数年前の股関節学会である専門医から呼びかけられた言葉です。変形性股関節症の治療においては、手術前に理学療法士による保存療法を行うことが、アメリカやイギリスなど各国の診療ガイドラインでも推奨されています。ところが日本では、様々な背景を理由に、十分な保存療法は提供されてはいません。中には、保存療法の存在すら知らされないまま、手術へと向かわれる方もいらっしゃいます。こうした現状を受け、昨年はホームページを新たにリニューアルし、日本でも、世界の変形性股関節症治療のスタンダードを股関節痛に悩む皆さまに知っていただく必要があると考え、手術療法と保存療法のメリットとデメリット、保存療法での改善例の紹介など文章を交え、情報サイトを立ち上げました。

お陰さまで今年は、昨年以上に保存療法への関心が広がり、国内外を問わず多くの方にご利用していただくことで、施術の場も、よりアクセスの良い環境へと移転することもできました。また「セカンドオピニオン」を新たに併設し、理学療法士へのアクセスを容易にするとともに、保存療法への垣根を取り払うことで、手術前だけではなく手術後の方からも多数のご相談が寄せられました。
世界の標準的な股関節治療の実際を日本の患者さまへも知っていただくこと、これは、私自身に課せられた大きな使命である、と感じています。最高のサービスの実現を目指してginzaplusが目指すのは、保存施術の普及と発展です。裾野を広げるのと同時に取り組むのは、その質の向上です。海外における変形性股関節症の診療ガイドラインでは、単に筋肉をほぐす、鍛える、調整するだけではなく、病状に対する正しい知識を得る、日常生活動作を整えることが、科学的にも痛みの改善に効果があると報告されます。

これまでもマンツーマンによる「個別指導」以外に朝日カルチャーセンター主催の「グループレッスン」や「勉強会」、ブログを活用したbefore/after「事例紹介」など様々試みてきましたが、今後さらなる効果の持続とモチベーションの維持向上に向けて、開発を予定しているのはインターネットを活用した保存療法の実践です。現在ginzaplusでは、ご予約の申し込みの際に会員登録を行っていただいております。これにより施術日時の確認はもちろん、毎回の施術時に受けた注意点や運動方法などを、ご自宅や外出先でも、いつでも自由に閲覧できるようになります。どうしてもはじめのうちは指導内容も忘れがちです。これからは動画配信により問題点を正確に把握し、より確実にそして安心して、保存療法へも取り組めるようになることでしょう。
これからのginzaplusのカタチ「もし自分が変形性股関節症患者だったら」そんな思いからはじまったがここでの仕事です。変形性股関節症といわれる病気も、単に骨が変形する、軟骨がすり減る病態でないこともよくわかりました。来年以降は、皆さまから得た知識を情報を、世界に向け発信し活動の場を広げていきます。

今月初旬には一週間、オーストラリアでのアイアンマンの挑戦に併せ、現地の理学療法士が運営するクリニックを訪問してきました。やはり、論文よりも何よりも、現地での直接コミュニケーションに勝るものはありません。また、こうして活動の幅を広げられるのも、ginzaplusの活動に共感しサポートして下さる方たちのお陰です。来年もまた様々な分野に挑戦し、その過程の中から得られた人間性を育みながら、自分自身も皆さまと一緒に成長し続けたら幸せです。

新年1月1日、除夜の鐘とともに2月のご予約状況が公開されます。継続中の方、初めての方でもどうぞ利用下さい。来年もginzaplusをどうぞよろしくお願い致します。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2015年12月31日(木)
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