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【変形性股関節症】保存療法のリスク2

【変形性股関節症】保存療法のリスク2

筋力低下の原因

前回のブログでは骨と軟骨について、どのような経過を経って悪化の道を辿るのか。レントゲン画像から進行の過程を検証してみました。今回は「筋力」です。変形性関節症の国際学会(OARSI)では、膝関節症には大腿四頭筋の筋力強化が推奨され、変形性股関節症にはお尻の筋肉、殿筋群の強化が提唱されております。皆さんの中には、「お尻に筋肉ってあるの?」そんな疑問すら湧き起こりそうですが、実は、お尻には沢山の筋肉が詰まっています。お近くにお子さんがいらっしゃれば、ぜひご家族の筋肉を触って確認してみて下さい。元々備わっていたはずのお尻の筋肉が、極端に痩せ細ってしまうのが、変形性股関節症患者さんの特徴でもあります。歩かない、大事に労わる生活こそ、お尻の筋肉を失わせる原因なのです。

痩せ方のイメージ

前回はレントゲン画像で比較しましたが、今回はMRIです。MRIは微細な骨折や腫瘍を見つけたり、筋肉の質や量の変化を確認するのにも役立ちます。ご紹介する3名の方は、すでに手術を視野に入れginaplusへご相談にみえました。左右のお尻の筋肉をトレースしましたが、筋肉量の差をご確認いただけますでしょうか。はじめの40代の方は比較的お尻の筋肉量も保たれていますが、年齢を重ねるに従って、左右差が顕著に映ります。よく見ると、痛みを訴える側のお尻の筋肉の密度も低下していますね。筋肉と筋肉の間に隙間が認められます。筋肉そのものがなければ、力が発揮できないのも無理もありません。

避けらない筋力低下

もう一つ気をつけたいのは、加齢に伴う筋力低下です。とはいえ、どんなに気をつけてもこればかりは避けられません。特に表からもお分かりのように、下肢の筋力低下のスピードが著しいですね。つまりは、股関節をかばうような仕草は、さらに一層、筋力低下を加速させる恐れもあるのです。ただ、皆さんにも毎回お伝えしているのは、まずは「日常生活動作」です。これだけは、完璧にしておきましょう。立つ・歩き、しゃがむ、階段動作など。諦めてしまえば、本当にできなくなってしまいます。もちろん、これだけでは不十分かも知れませんが、これさえクリアできたのならば、スポーツジムや好きなスポーツへとチャレンジもしてみましょう。一つの目安になるでしょう。とにかく、自らが動くことで、筋力低下のスピードを遅らせなければなりません。

時間との戦い

風邪で3日寝込むと筋肉量が落ちるといわれるように、たとえ、変形性股関節症を診断されても、その後の安静期間をいかに少なく、復帰へ向けた準備に取り組めるかで、将来像がまるで異なります。私の感覚では、骨がどんなに悪くても軟骨がなくても、筋力さえあればどうにでもなります。しかし、大事な筋力さえも失われてしまうと、それを取り戻すのはとても大変です。ですので、常に動き続けながら、改善の手立てはないのか。こうした姿勢でご自身に合った手法を見つけ出していただきたいですね。できるだけ重篤な後遺症を残さないためにも、できるだけ早めにスタートを切っていただければと思っております。皆さんのリクエストにもできる範囲で、お応えしたいと思っております。今日は日曜ですが銀座で施術です。不安と安静は1日でも少ない方が絶対に良いのです。安静期間もできるだけ少なくできれば、それに越したことはありませんからね。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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