[施術事例] 50代 大腿骨頭壊死症 人工股関節手術後
保存施術+ 手術後
人工股関節の手術をすれば多くのケースで痛みは解消されます。ところが、歩き方に問題が残れば不具合も訴えることもあります。短期入院が主流となった今、歩き方への介入が終わらずに、ご自宅へと戻されてしまうケースが増えています。
ご相談いただいたのは、50代女性、大腿骨頭壊死によりナビゲーションによる人工股関節置換術を行っています。
幼少期には股関節のトラブルはなく、バスケットボール部に所属し社会人ではダンスに没頭。40代になって持病の治療にステロイドを服用したことから、大腿骨頭壊死症を発症し手術を行いましたが、痛み消失されずご相談にみえました。
月に1回の施術を受け、約3ヶ月での成果です。
3ヶ月が経過し、だいぶ安定して歩けるようになりましたが、施術を開始した当初は、怖さが強く、エクササイズに取り組めるような状況ではありませんでした。もう一度、手術に対する理解を深め、少しずつ継続し運動に取り組めたことで、歩き方にも変化が現れるようになりました。
片側を人工股関節にすると、多くのケースで反対側にも痛みを訴えるようになります。今回のように歩き方に問題が残れば、速やかに解消させなければなりません。
医学の進歩により短期入院が可能となりましたが、身体が追いつかず不具合を抱えるケースも増えています。手術を受ける病院を決める際には、手術実績も参考になりますが、術後のリハビリの充実、フォロー体制も確認しておきましょう。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)