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[保存施術] 通院回数と卒業

ブログ検索#鼠径部痛症候群
ginzaplusでは症状に応じて、おおよその改善までの期間をお伝えしております。そして、痛みがなく動けるようになり、新たに自信さえ獲得でれば「卒業」も目前です。

先日お越し下さった方は60代後半の女性です。茶道の先生です。初めて痛みを感じたのはちょうど5年前。そのときはお尻の奥が痛かったそうです。当時の整形外科のドクターは「骨には問題がない」とのコメントでしたのでそのまま治療せず、放置の状態。痛みが強くなり、今年に入って都内の大学病院を訪ねると「軟骨の隙間が狭くなっている」との指摘。担当のドクターは「何とかもたせましょう」と保存療法派。「今よりも悪くなるから手術は勧めたくない」との診断。そして、処方されたのは電気治療と注射。しかしこれを繰り返しても一向に良くならなかったので私のところへお越し下さいました。

私の評価では、股関節の動きに制限はありますが動きは滑らか。変形はあっても軽度。骨盤の歪み、脚長差もなし。体重のかけ方には問題はありましたが、修正可能な範囲。そして明るい性格。最初の時点で、短期に効果が期待できると判断しました。

痛みを感じつつ経過したこれまでの5年間。最後は爪を切ることができなくなるほどでしたが、現在は趣味であったカントリー・ダンスを再開できるまでに回復され、活動的な日常生活を送れるようになりました。

そして先日お電話で「先生、なんだかすごく調子が良いみたい。これだったら大丈夫そうです。また何かあったらまた連絡します」と。もうこれなら安心ですね。

もちろん、筋力だけには注意しなければなりませんが、ここまで自信を取り戻せたならひとまず終了でよろしいでしょう。

症状によりそれぞれですが、保存施術でもこうして痛みが改善されることがあり、しっかり自分の脚で歩けるようになれば誰にだって「卒業」が待っているのです。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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