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[保存施術] 変形性股関節症への再生医療について

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[保存施術] 変形性股関節症への再生医療について

更新 2023年06月17日(土)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #再生医療  #研究論文  #変形性股関節症 

今の再生医療

再生医療のご相談が非常に増えてきました。

これから治療を希望されてのご相談。または、再生医療後のリハビリの依頼です。

現在の再生医療は、主に、PRPと幹細胞によるこの2つの方法があると思われます。この数年で再生医療を受けれる医療機関も急速に増え、インターネットで検索すれば、おそらく皆さんの地域で受けられる医療機関を見つけることができるでしょう。

私が初めて変形性股関節症への再生医療に出会ったのが、2016年のオランダでの国際学会に参加したときのことです。海外では、日本よりも早く変形性股関節症への再生医療を実践していて、その効果も研究論文と併せ報告しています。

昨年の日本における股関節学会でも、私が見つけ出せたのは1件のみでしたが、再生医療に関する貴重な報告があったようです。今後、益々身近になりつつある変形性股関節症への再生医療をどう捉えるべきか。改めて検証する機会になっていると思われます。

実際の再生医療後について

実際の再生医療の施術後の印象については、ここでは割愛しますが(別の機会にしっかりとまとめます)、メリットが先行しがちのようで、あまり、デメリットについて触れられていないようです。若年者やアスリートなら話しは別ですが、変形性股関節症の場合、多くは筋力低下をベースとした身体の動かし方に問題を抱えているため、それがたとえ、自分の身体から取り出すもので合併症や不作用が少ないといわれても、少しの安静が命取りとなることがあります。

また治療を施して下さる先生が、股関節専門医であるのかどうか?このあたりも、やはり、確認できることが望ましいでしょう。関節疾患の中でも股関節は特殊な関節であり、膝とは異なり色々な方向へ動く関節です。ご存知のように股関節は、身体の奥深くに存在するため、簡単には痛みの部位を見つけられません。一時的に痛みが引いても、原因がソコでないことも多くあります。以前勤めていた順天堂医院であっても「6割」と報告されています。では、股関節に至ってはどこまで改善が見込めるのでしょうか。

股関節には、骨のまわりに無数の筋肉、靭帯が備わり、それらが複雑に絡み合い痛みを引き起こします。単に関節内のトラブルだけではないことがほとんどです。一生物の関節ですから、一回の治療で歩けなくなることがないよう、受ける前から事前の情報収集、その後のサポート体制もしっかり固めておきたいところです。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2023年06月17日(土)
カテゴリ 股関節の保存施術
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