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[施術事例] 70代 人工股関節手術後

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[施術事例] 70代 人工股関節手術後

保存施術+ 手術後
人工関節による手術は、近年、目覚ましい発展を遂げ、最も躍進し続ける分野といえます。

技法も様々用意され、10~15年といわれた関節の寿命自体も30年以上ももつものまで開発されています。しかしその一方で、手術後の生活に悩まされている方もいらっしゃいます。「手術後に杖が手放せない」、「手術後何年か経ってから他の関節が痛む」、「今度は反対側の股関節が痛くなった」など、手術後の不調を訴えお越しいただくケースが後を経ちません。

ご相談いただいたのは、70代の女性です。

幼少期には股関節のトラブルはなく、50代でゴルフの最中に違和感を感じ、股関節痛を発症。大学病院専門医からは、臼蓋形成不全を指摘され、骨切り手術を勧められ施行しましたが、10年が経ち、再度股関節痛を発症。今度は、専門医療機関にて人工股関節による手術を行いましたが、手術後5ヶ月経ってもまともに歩けず、心配されたご主人に付き添われ、お越しいただきました。

3回の保存施術を終え、約1ヶ月後の様子です。
「早く良くなりたい」、ご本人の強い希望もあり週に1回通っていただき、3回目の施術後には小走りができるまでに回復されています。

退院後は、手術を行った病院でも通院リハビリを週に2回受けていらっしゃるようでしたが、満足のいく内容ではなかったようです。担当制でリハビリ時間も短く、最終的にはお友達のご紹介で、ginzaplusへはお越しいただくようになりました。

動きたい方には、速やかに日常に戻っていただく。これが、我々理学療法士の役割です。

70代という年齢を考えると、少しでも安静期間を減らすことで筋力低下を避け、動くことへの不安や怖さを生じさせないことが必要です。また、将来的に現れるであろう反対側の股関節の痛みにも配慮しなければなりません。できるだけ、一本で済ませる。これ以上の余計な負担を身体に残さないことも、大切です。

人工股関節手術後で多いのは、脚長差の問題です。手術は成功とはいっても、脚の長さの差に慣れない、歩きが不自然、杖が外せない、他の関節が痛むなどの合併症や後遺症を抱えれば、早めにご相談下さい。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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