股関節痛の先進の「保存施術」 ginzaplus (銀座プラス)

[股関節の動きの基礎] 曲げることと伸ばすこと

更新 2010年12月10日(金)
カテゴリ股関節の保存施術
ハッシュタグ #臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全) #先天性股関節脱臼 #変形性股関節症 #股関節唇損傷 #大腿骨頭壊死症 #関節リウマチ #歩き方・歩行 #家事動作

股関節の動きについて、基本的なことをお話ししたいと思います。

股関節とはその構造上の特徴から「曲げる」運動は得意ですが「伸ばす」運動は非常に苦手です。

というよりかは曲げるのに最適な形を股関節はしているんですね。

▲Luttgens & Hamilton, 1997

病院の診察時にもこうやって股関節の動きをチェックします。
「可動域」といいますが、動きをみながら痛みの原因を分析していきます。

日常的にはこうした動きはとても少ないですね。

私の考えでは、この伸ばす運動ができないために股関節がよく曲がらない、なんてトラブルが生じるようにも考えています。

大抵の日常動作は曲げる一辺倒です。伸ばすときといえば、

・寝るとき
・立ったとき
・歩いたとき

くらいでしょう。

ですから、曲げに慣れ親しんだ生活スタイルを続けてきた人たちは、歩いてもこうした格好で、伸ばすのを忘れた歩きパターンへと行き着いてしまうのではないでしょうか(あくまでも私の考えです)。

こんな風に分析してくると、股関節痛の原因がみえてくるように思われます。

ginzaplus　佐藤正裕(理学療法士)

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