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[研究論文] 再発予防に1日30分のウォーキング

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[研究論文] 再発予防に1日30分のウォーキング

更新 2024年09月21日(土)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #腰痛と股関節痛  #歩き方・歩行  #研究論文 

2024年「THE LANCET」からの報告

今年の夏も暑かったですね。皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。冷房の効いたお家に引きこもり、ほとんど歩いていない。そんなことはありませんでしたか。

今日は腰痛に関する話題です。

腰痛も股関節痛と密接に関わりがありますので、見逃してはなりません。権威ある医学誌「ランセット」に、理学療法士の研究結果が掲載されましたので、ご紹介させていただきます。

変形性関節症分野でもそうですが、ご存知のように今、痛み治療の分野で最も注目を集めるのが「歩行」です。

対象は50代を中心とした約700名の男女。理学療法士による運動指導とウォーキングを実施したグループとそうでないグループにおける再発率を比べた結果(RCT:Randomised Controlled Trial)、継続的にウォーキング(週5回、30分、約1年間)を実施したグループのほうが再発予防に大きく貢献していたようです。

学歴にも影響か

痛みがあるのに動かす?

ちょっと乱暴なように聞こえる方法論にも、しっかりとした痛みのメカニズムを理解した取り組みが実践されると、効果を引き出す可能性が現れるようです。

こうしたRCT研究課題において頻繁に話題に上がるのが「学歴」です。

痛み治療の分野においては、"education(患者教育)"という表現が用いられることが多くありますが、痛みの本質を理解する上でもしかするとInteligence Levelが今後も問われるようになるのかもしれません。

プログラム参加者の声

最後に、プログラムに参加された方たちの感想です。

“The thing with back pain is that most people’s instinct is to not do anything, because even taking a step can send a jolt or spasm up your back. My attitude was always that I needed to rest and let it heal, but now I’ve learned that that’s the worst thing you can do.”

「腰痛があると本能的にほとんどの人が何もしたがらない。なぜなら、一歩踏み出すだけでも激痛が走るから。いつも、休めることが痛みを癒すことだと思ってたいた。だがしかし、一番悪いことをしていたのだと気がついた。」

“One of the most important things the program taught me is that you shouldn’t be afraid of the pain. Exercise is a path to reducing pain in the long term, so if
you have a flare-up, you should keep doing what you can.”

「腰痛再発予防プログラムの中で重要なことの一つは、痛みを恐れなくていい、ことを教えてくれたことです。運動は、長期的に痛みを減らしてくれます。だから、やる気さえあれば、とにかく運動を継続することです。」

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2024年09月21日(土)
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