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姿勢を科学する

更新 2009年09月01日(火)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #保存施術  #歩き方・歩行  #臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)  #サーフィン 
先日お越し下さった方の痛みの原因は姿勢の中にありました。

歩行姿勢はもちろんのこと、歩く以前の立ち姿勢も注意深く観察しています。

リラックスして立った時の姿勢では、自然と左脚のつま先が外を向いています。つまり、脚全体が左に回旋しているのです。どうしてでしょうか。原因の1つには、これまでの運動経験が上げられます。

剣道、そしてサーフィン。

軸足となる左足が常に外を向くような立ち姿勢は、脚を外側に向ける筋肉を酷使します。
股関節、骨盤周囲の筋肉のバランスの崩れを引き起こし、脚を外に向けるのが正常だと脳が認識し始めるのです。脚を外に向ける筋肉は過剰に緊張し、やがてコリを形成し、
この筋肉を触るとものすごい痛みを訴えていらっしゃいました。

さらに、この姿勢のまま歩行に入ると、常に同じ筋肉に負担をかけることで、やがて筋肉への疲労はピークに達し、慢性的な痛みを生じさせるようになったのでしょう。
この特徴的な姿勢からの体重のかけ方が、常に外側に対する力を生み、結果的にズボンが回る、ジーンズの縫い目がずれるようになるのです。

ところで、わたしは皆さんの体重をかける姿勢を診ながら、特に骨盤の動きにも注目しています。

痛みを作りやすいとそうでない人の違いは、ここにあるからです。

痛みの原因となる筋肉の疲労は、音も立てずに静かに歩み寄ってきます。そして、限界に達すると、痛みとなって顔を出します。こうなる前のケアが大切なのです。まずは外から見て明らかにおかしいと思われるところを修正して、なお且つ、さらに痛みが続くようであれば他の原因を疑います。

しかし、骨・関節疾患に代表される、変形性の膝、股関節症との診断を受けた方の多くは、明らかにかばうような、負担をかけたような姿勢、歩行が存在します。
痛みの多くの原因は、ここからスタートします。ここで食い止められれば、関節への悪影響、軟骨のすり減りや骨の変形は阻止できるのです。

佐藤正裕(理学療法士)



更新 2009年09月01日(火)
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