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変形性股関節症 手術の適応について

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変形性股関節症 手術の適応について

更新 2021年01月05日(火)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #人工関節  #保存施術  #股関節の手術  #おしりエクボ体操  #tripod 
昨日がginzaplusは仕事始めでした。世の中は再び大変な事態になりそうですが、ここは今一度感染対策を徹底し、この1ヶ月を乗り越えましょう。ginzaplusは通常通り施術を行なってまいります。急な痛みでも、何かお困りの際はぜひご相談なさって下さい。

さて、今日は「手術の適応」について。手術をすべきかどうかの判断は、一つは「痛み」ではないでしょうか。耐えられない痛み、四六時中続く痛み、銀座までたどり着けないような痛み、薬も効かない痛みでしたら、手術、特に人工関節は特効薬となります。また、前々回のブログでもご紹介したように、マレー選手のように、手術後の悪化、再起を目指した機能回復にも、手術は、もしかすると劇的な変化をもたらしてくれるかも知れません。

ただ、こればかりは行なってみなければ、分かりません。もちろん、「何の違和感もない」という方もいらっしゃいますが、痛みがとれたとはいっても、今度は脚が広がらない、他の関節まで痛みが及ぶ、脚の長さが変わってしまって歩きがおかしい、反対側まで痛くなってしまった、杖が手放せない、競技復帰ができない...など、こうした訴えは頻繁に聞かれます。痛みの除去には特効薬の手術も、その他の点については、個人の満足度、価値観が大きく左右するようです。
ginzaplusでは、たとえ骨の変形が著しくても、脚の長さまで変わってしまっていても、痛みをコントロールでき、日常生活を送られているならば、まず、手術は勧めません。
それよりも、今ある残存機能を活かし、どこまで満足のいく生活が望めるのか、課題を課し挑戦しながら、経過を追っていきます。

皆さんの軟骨も骨も、年齢と共に脆くなります。これは、避けられません。女性の場合、特にホルモンバランスが著しく不安的になるころ、40代以降、極端に骨密度も低下しがちです。さらに運動不足が拍車をかけ、一層、軟骨への栄養も行き渡らなくなり、やがて本来の働きを失った痩せた軟骨へと変異してしまいます。

軟骨がないから、手術をしないといけない?
骨が変形しているから、手術が必要?
元々の骨の問題だから、いずれ手術になる?

頻繁に聞かれそうですが、診るべきは「痛み」であって、どんなに骨が悪くても、多少歩きがおかしくても、痛みが自制ないであり、日常動作をこなせるならば、今すぐに手術をする必要などない、と私は考えています。それよりも、足の置き方、筋肉の使い方、ひとつ変えるだけで、これまでとは違った世界を経験できる可能性もあるのですから、ぜひ保存療法へ挑戦し、別のご自身の姿を身をもって経験していただきたい、と思っております。

★ginzaplusのブログでは、頂いたメッセージやコメント、変形性股関節症患者さんの生の声を、記事の中でご紹介させせていただいております。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2021年01月05日(火)
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