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変形性股関節症 メンタルヘルス

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変形性股関節症 メンタルヘルス

健康において、気持ちの平穏を保ち持ち続けることは、とても大変なことだと思います。変形性股関節症を診断された方は、不安や恐怖から極端な活動制限を来したり、夜眠れなくなったり、交友関係が乏しくなったり、大きな心の乱れも生じます。何をするにも無気力、中には、周囲に怒りを当たり散らす方もいらっしゃるほ。しかし、こうした心理状況に陥っても、じっくりご自身の痛みと向き合えれば、必ず、改善へのヒントを見つけ出すことができるでしょう。

その上で大切なのは「運動」です。

身体を動かすことで、全身へ血液が引き渡り、新陳代謝が活性化されることで、古い組織は取り除かれます(=痛みの除去)。そして、脳の回転も良くなることで、嫌な悪い思いも拭い去られ、新鮮な気持ちでスタートが切れるようになるでしょう(=再発予防)。いかに、運動を日々の生活に定着できるかで、人生の充実度も変わると思われます。
先日ご相談いただいたケースですが、今回のコロナ禍の影響もあってか先行きに不安を抱えていらっしゃったことでしょう。我々身体の専門家にとりましても、改めて健康とは何かを考えるよいきっかけ作りになったと思っています。何も、直接手を触れることだけが治療ではないのです。手を施され治療されているようで、本当の意味では治癒されていないケースさえ存在します。

これからの時代、自分で治していく時代です。これだけ情報に溢れているのですから、重要なポイントだけしっかり学び、そこだけは専門的な指導を受け、あとは、自ら改善への過程を歩んでいきましょう。これは、私が開業以来続けているスタンスです。一連の過程を達成できた方は、別人のように気持ちが明るくなり、何事にも前向きに取り組んでいらっしゃいます。何よりも迷いがなく、自信が持てるようになってくるのです。

昨日、80代の方とのテレカウンセリングがありました。「10数年ぶりの感覚」と仰って下さったように、かなり調子が良いようでした。運動メニューを伺ったところ、
・おしりエクボ体操 寝ながら50回/日、つま先50回/日、しゃがみ(半分まで)10回/日
・タオルストレッチ2分/日
・スーパーまで歩行練習 5000歩 3回/週
などなど、まだ他にもたくさんのメニューをこなしていらっしゃるようでした。痛み治療の鏡ですね。そんなに複雑な体操や運動を行う必要はありません。普段の日常動作で十分なのです。運動が苦手な方も、お年寄りも、シンプルで簡単なメニューを生活の中へ溶け込ませ、歯磨きするのと同じように習慣付ける、これが、継続のためには一番大切なことです。続けなくては、何事も成果を、自分自身の成長を感じることはできませんからね。

運動は、痛みの治療としてのみならず、心の乱れを取り戻し、人生を豊にしてくれる存在です。これからの時代益々「心身の健康」こそが、最も尊い財産と考えられるようになっていくことでしょう。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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