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[研究報告] 正しい筋力トレーニング

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[研究報告] 正しい筋力トレーニング

変形性股関節症、股関節痛を抱えた際、診察時、その後の理学療法では一般的に筋力トレーニングが実施されることが多いように思われます。

重いものを持ち上げれば、確かに筋肉に対しては大きな負荷になりますので筋力強化にも繋がりそうですが、本当に、骨や関節に対しても安全なトレーニングといえるのでしょうか。実際には運動メニューによっては関節や筋への負担は異なるように思われます。

例えば、下図のような脚上げ運動。病院で指導される定番メニューです。この運動では、赤く示した筋肉への筋力強化が期待できると言われています。では、股関節への影響はいかがでしょか。
ある研究グループの報告によれば、上記運動時に臼蓋形成不全の股関節では健常者と比べ、股関節前方へ高いストレスが加わることが示されています。
金井:SLR運動時の股関節に対するストレスの検討 理学療法学 2000

つまり、よかれと思って取り組んでいた運動が実は関節への負担になっていることも考えられるのです。そのやり方やリスクについても常に確認しながら進めることが大切でしょう。



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