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[施術事例] 50代 骨切り手術後

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[施術事例] 50代 骨切り手術後

手術後
股関節の手術後でも、リハビリは大切です。

手術後の影響は何年も経ってから現れることがあるからです。加齢に伴う筋力低下と手術前の身体の使い方の影響が、症状の進行に拍車をかけます。特に、骨切り手術や関節鏡による手術、または最近では、再生医療による治療で一旦症状を悪化させてしまうと、人工関節による手術を迫られることがあるので、注意が必要です。

違和感、痛みを感じれば、速やかに解消に乗り出しましょう。

ご相談いただいたいのは、50代の女性です。

30年前に骨切り手術を行った影響が、手術後15年経って徐々に現れはじめていました。今では股関節のみならず膝の痛みのため、身体を揺らさなくては歩けないほどに症状が悪化し、遠方よりご相談いただきました。

初回の施術後の様子です。
レントゲン画像は拝見できておりませんが、股関節の膝も、骨はそこまで症状が進行していないように思われました。

但し、こうした跛行を放置しておくと、やがて、手術をした箇所ばかりではなく、反対側の良い方の股関節や腰や膝、他関節にまで影響を及ぼすことがあるので、できるだけ早く痛みを取り除き、安全な歩きが実践できるようにすることが大切です。

変形性関節症の場合、痛みが、たとえ、一回の施術で改善されたとしても、歩き方が適切でないと再び痛みを繰り返します。そのため、ご自宅でもオンライントレーニングを活用しながら、歩きの基本動作を何千回、何万回と反復練習することで、身体が勝手に反応するまで正しい歩きのリズムを定着させることが必要です。

長い人生、どこかで歩きの癖に気が付き、それを早い段階で修正できたのなら、それは一生の財産に繋がるはずです。膝や腰の痛み、その不自然な歩き方が原因といっても過言ではありません。

歩き方の改善は、変形性関節症の方にとっては、痛みの解消のみならず生活への自信です。精神的な充実は、痛みの根本解決にも直結するのです。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



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