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良い動きと悪い動き

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良い動きと悪い動き

更新 2009年06月19日(金)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #保存施術  #変形性股関節症 
「この姿勢は悪いのでしょうか?」
「これが良い歩き方ですか?」

頻繁に使われよく聞かれる表現でもありますが、何が良くて、何が悪いのでしょうか。その判断基準は何なのでしょうか。早速、運動学の教科書を紐解きますと良い(正常な)姿勢とは「最も筋肉の活動が少なく、効率の良い姿勢」。

そして、良い(正常な)歩行とは、「エネルギー消費が少なく、意識しないでもできる運動」と、書かれています。

ここにも記されている通り、皆さんに目指していただきたいのも、より正常に近い姿勢や歩行ではありますが、健常な人であってもみんながそのような姿勢をとったり、正常な歩き方をしているわけではありません。そこには個性みられるでしょう。

では、良い姿勢や良い歩き方とは一体何なのでしょうか。

この「良い」「悪い」の判断基準はセラピスト間でも若干異なると思われますが、私の中では、このように考えています。

1 生活している環境に適応できているのかどうか。
※もちろん生活環境はひとそれぞれで異なります。
2 痛みが出るのかどうか。

この2点に関して問題が無ければ、とりあえず「良い」と判断しています。

たとえば、肩を左右に振って歩いていても、お尻が引けた姿勢で生活していても、一般的に言われる正常な姿勢や動作では無いかもしれませんが、仕事や趣味活動に不自由がなく、痛みが出ないのであれば「良い」と考えています。

しかし、そのような姿勢や歩き方で、日常の家事仕事に支障をきたし、台所に立っているのも困難となり、痛みを伴い、趣味活動にも影響を与えるようであれば、「悪い」と判断しなくてはなりません。筋肉の状態の改善から姿勢や歩行まで包括的な施術が必要になるでしょう。

したがって、生活背景は皆さんそれぞれ異なるため、それぞれの生活において適応しているのか、いないのか。ある程度満足は得られているのか、得られていないのか。このあたりを基準に「良い」or「悪い」と判断し、施術を進めていくことが重要だと感じています。

佐藤正裕(理学療法士)



更新 2009年06月19日(金)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #保存施術  #変形性股関節症 

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