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[研究論文] 軟骨への栄養補給

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[研究論文] 軟骨への栄養補給

皆さんは、軟骨派ですか?それとも筋肉派ですか?

病院でレントゲンをとり目の前で軟骨がないことを指摘されると、どうしても軟骨の存在に目が行きがちですが、軟骨だけが痛みの原因ではありません。ここでもご紹介したように、筋肉にも目を向けましょう。

ある研究報告からの抜粋です。

「関節が固定されると変性が助長される」
Aoki,Journal of Physical Therapy vol.18 2001

との報告があります。

つまり、軟骨も関節を動かさないでいると栄養がうまく行き渡らなくなるのです。軟骨はよく「水分を含んだスポンジ」のようにたとえられます。関節に荷重を加えることで、関節軟骨に圧力がかかり保持していた水分を放出します。そして抜重の際には必要な栄養を取り込むのです。

ですから、歩行がとても重要になるわけです。
ただ、病院ではそんなことは教えてはくれませんよね。

もう海外の研究報告など読むと、動物実験でもこのメカニズムは明らかです。問題なのは、軟骨の健康をも脅かす行動を普段から行なっている可能性がある、ということです。不動は軟骨損傷を引き起こす一番のリスクです。

まとめると、施術の際のポイントとなるのは、筋肉の状態をよくし、きれいに歩けるようになることです。そして、最終的にはレントゲンを撮ったときにもしっかり厚みのある軟骨があればよいですが、これは加齢とともに消失するものでもあります。真実を見極め、自信を持って生活できるよう、確かな情報収集にも心がけましょう。

佐藤正裕(理学療法士)



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