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[歩行]荷重をするということ

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[歩行]荷重をするということ

更新 2009年05月12日(火)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #研究論文 
通常の歩行では、踵(かかと)の方から着いた衝撃はこの波紋のように、ストレスなく身体全体に吸収されていきます。足底から衝撃を足関節、膝、そして股関節へと波及し、やがて骨盤、脊柱(背骨)へと吸収してくれれば、痛みは起きにくいでしょう。

しかし、地面からの衝撃を股関節だけで受け止めるようになるから、その影響は大きくなるのです。常に股関節で体重を支えると、股関節周りの筋肉はやがてくたびれ、筋肉の緊張を生み、これが繰り替えされれば痛みを伴うようになります。

地面からの衝撃を股関節からさらに上へ上手に逃がすことができれば、痛みは生じにくくなるのです。

股関節疾患患者さんの歩行を研究した文献の中では、
「歩行立脚期(=荷重するとき)でのshock absorber(緩衝器)の役割を果たす」
Ref)kato ,Therapeutic Exercise for Osteoarthritis of the Hip joint Physical Therapy 2004

と、述べられております。私も皆さんの歩行を診ながら注目していることですが、歩行時の衝撃を身体の負担にならないように如何に吸収することができるかが、痛みの原因である、筋肉の緊張やコリを軽減することにつながると考えています。

ただ荷重するよりも、どう荷重するか。その質を一緒に追及していきましょう!
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2009年05月12日(火)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #研究論文 

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