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変形がないのに痛い

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変形がないのに痛い

更新 2009年04月27日(月)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #保存施術  #臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)  #変形性股関節症 
股関節に違和感や痛みを感じると、多くの方が整形外科を訪れると思います。レントゲン写真を撮って、画像を診ながら股関節の骨に異常がないとドクターは困ります。痛みの原因がそこにないからです。

それでもそのまま帰すわけには行きません。痛み止めを処方するかも知れません。
「あまり動かないように」
「筋力が落ちないように筋肉を付けましょう」
などとのアドバイスも受けるでしょう。

先日お越し下さった方も同じような経験をされていました。

実はこうした初期の段階から既に変形性股関節症はスタートしています。この異常を見抜けなければ、こうした患者さんは救われません。

ある整形外科のドクターの論文ではこのように触れられています。
▲姫野信吉:股関節の求心性と接触圧分圧について 臨床整形外科 1981
ご存知のように、股関節は骨盤と大腿骨によって成り立っています。理論的には、骨盤と骨頭とのバランスがよければ痛みも出ないはずです。

股関節はその特徴的な構造上、体重がかかると大腿骨の骨頭は外側へ滑るような力が働きやすくなります。この滑りを抑えるのが股関節周囲の筋肉です。

症状の進行予防には、周囲の筋力強化が不可欠です。

そして、これらの筋肉が機能不全に陥るので痛みを発するようになるのです。

変形がないの痛みが生じる。その原因が少しでも理解できれば、この先の予防も可能となるでしょう。

佐藤正裕(理学療法士)



更新 2009年04月27日(月)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #保存施術  #臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)  #変形性股関節症 

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