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痛みを避ける姿勢が更なるトラブルを招く

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痛みを避ける姿勢が更なるトラブルを招く

更新 2009年04月22日(水)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #保存施術  #歩き方・歩行 
英語ではCompensation、日本語では「代償」と専門的には訳されます。

痛みを訴えるようになると、痛みを避けるような方法を学ぶようになります。そうすると、見た目だけではなく、股関節の内部にまで影響を及ばします。

例えば、下のような姿勢です。
▲Reference:Neuman, An Arthritis Home Study Course 1998
多いですね、変形性股関節症特有のパターンです。

こうした姿勢でも痛みがないと脳もこれが正常だと錯覚を起こします。このパターンで歩き続ければ、それなりに関節内部も強化され、図にあるように関節を取り巻く関節包が硬くなり、さらに、その外部の筋肉まで硬く縮こまるため、股関節を動かした際には問題が訪れます。

できたら、この姿勢パターンには陥らないでいただきたいですね。
理想は、こうですね。

痛みがある時期だからこそ、これは学習されます。痛みがなくなってから、などと構えていると瞬く間に症状は進行し、関節内は硬く仕上がり、身体各所に傷跡を残すようになるでしょう。

将来的に股関節痛を繰り返さないためにも、必要のない代償動作は早めに取り除いておきましょう。

佐藤正裕(理学療法士)



更新 2009年04月22日(水)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #保存施術  #歩き方・歩行 

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