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大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)

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大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)

私が変形性股関節症に専門的に取り組むようになって、真っ先に取り掛からなければならないと思ったのは、皆さんの「姿勢」や「歩き方」です。

いっくら筋肉をほぐしその時は楽になって、最終的には皆さんのパフォーマンスの質を上げなければ同じような症状を繰り返すのです。皆さんには姿勢や歩き方のことを嫌ってほどこのブログでもお話ししますが、皆さんのニーズもそこにあれば、きっとこの先の取り組み方もガラリと変わると思われます。安心した将来がこれからも送り届けられるかどうかが、今にかかっています。

さて、今日は筋肉の話。股関節症の方の筋肉のこりの問題も「個」の問題と捉えてしまうと、本当の問題点がぼやけてしまいさらに複雑化させてしまいます。痛みは、身体の「全体」のつながりの中で起こっていることと理解できた方が解決への近道です。

立ち方や歩き方での股関節の使い方に原因が潜んでいます。筋肉から痛みが出ているということは、何かそのパフォーマンスに影響があるということです。そのポイントさえ誤らなければ、必ず、改善へのヒントが見つかるはずです。
2008年から股関節症の方の筋肉を拝見させていただくようになって、一番気になっていたのは、上記写真にある大腿筋膜張筋(=Tensor fascia latae)といわれる筋肉の異常なる硬さです。非常に小さな筋肉なのに、もの凄く硬く膨れ上がっています。

この筋肉を使い過ぎているのです。

もちろん、ほぐしてあげればそれはそれでよいのですが、それ以外にももっと重要な問題が控えています。これについては今後ブログの中でご紹介していきます。

佐藤正裕(理学療法士)



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