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手術現場からの感想

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手術現場からの感想

更新 2009年04月06日(月)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #保存施術  #臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)  #変形性股関節症 
変形性股関節症とは、本来正しくおさまっていた股関節が亜脱臼を繰り返し悪化していく病気です。進行の過程の中で化学反応が起こり、軟骨を食べ尽くし、あの硬い骨を溶かします。

こうした反応を極力生じさせないようにするためには、とにかく、股関節の噛み合わせを意識することです。

臼蓋形成不全のように元々浅い方ではさらに注意が必要でしょう。股関節は、自分の意識や力で正しい位置にキープできるのですから、普段の日常動作から気をつけたいですね。
まずは、股関節のイメージです。上の図は骨盤ですが、どちらが前でどちらが後ろかわかりますか。

赤いところが前、青いところが後ろです。よく見て下さい。後ろの青い方が奥行きがしっかりしています。大腿骨の骨頭はここにおさまるようになっています。

ところが、手術間際の股関節ともなるとこうはいかないようです。私は大学病院時代に何件か股関節の手術に立ち合わせていただきました。そのときの衝撃は今も忘れることはありません。激しい損傷箇所があちらこちらに存在します。おそらく身体は必死になって股関節が外れないように努力してくれた結果なのでしょう。

保存療法に挑戦する皆さん、ぜひできる限りきれな股関節のまま痛みの回復、運動機能の向上を目指しましょう。

佐藤正裕(理学療法士)



更新 2009年04月06日(月)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #保存施術  #臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)  #変形性股関節症 

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