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[保存施術] 股関節のヘルスチェック

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[保存施術] 股関節のヘルスチェック

更新 2024年10月19日(土)
カテゴリ 股関節の保存施術
ハッシュタグ #変形性股関節症  #歩き方・歩行 

まっすぐに歩いていますか?

股関節痛を抱えても、病院では手術に至らない方法は、なかなか教えて下さらないかもしれません。

2018年のリバプールで開催された変形性関節症の国際会議(OARSI)では、変形性関節症患者への歩行への関心が高まり、「ただ歩く」ではなく「どう歩くか」が議論の的になっていました。

私の知り合いのある専門医のドクターは、末期の方へも筋トレを指導し成果をあげていらっしゃいます。前々回の股関節学会でも研究発表をされていました。外科医の先生なのにとても珍しいです。

股関節で大切なことは「支える」という働きです。

皆さんの上半身と頭を支えてくれているのが、私たちの股関節です。開脚ができなくても、大丈夫。スクワットで重いオモリを持ち上げられなくても、全く心配いりません。ただし、自分の「体重」だけは、いくつになっても股関節で支えられるようにしておきましょう。

変形性股関節症という病気が進行してくると、まともに股関節で体重を支えられなくなります。

こうした事態に備え、予防的に今からでも遅くはありませんから、常に、右脚でも左脚でも、身体をまっすぐに支えられるかどうか確認しておきましょう。股関節の病気があるなしに関わらず、遅かれ早かれ、必ず、この能力を問われるタイミングが訪れるからです。

一生をかけて股関節を極めよう!

オギャーと生まれ、誰からも教えられることなく身につけた歩き。その歩きを、人生の折り返しともなる40代に入ったら、もう一度見直す意識があれば安心です。

加齢に伴う筋力低下や仕事上の姿勢や趣味活動、中には、犬の散歩に付き合うことで、本来の重心が失われた方たちを多く目にしています。

ginzaplusのウェブサイトでもイラストでご紹介しておりますが、股関節とは、骨だけでみれば、大腿骨の「ボール」と骨盤側の「お椀」でできた関節です。非常に不安定な作りであることが理解いただけるでしょう。ちなみに、作製していただいたイラストは、日本人に多い股関節脱臼や臼蓋形成不全をイメージしていますので、一層不安定感が増します。

ただ重要なことは、この不安定な関節を「筋肉」が取り巻いていることです。

色んな角度から、あらゆる方向から幾重にも渡って、股関節が外れないように、脱臼しないように筋肉が絡みついて守ってくれているので、不安定な股関節もなんとか一生を終えられるように頑張ってくれています。

この一本一本の筋肉が常時100%の力を発揮しながら、身体を支えてくれるよう、私たちは努力しなければなりません。筋肉がその役割を失えば、関節周りに付着する、靭帯や関節包にストレスをかけ、股関節症でも話題にもあがる軟骨や骨をも傷つけることにも繋がります。つまりは、変形性股関節症の発症と進行です。

膝や肩、足とは異なり、股関節は外からは触れることのできない関節ですから、イメージしにくいかもしれませんが、色々な専門家の方たちの視点に立って、改めて病気へと落とし込んで考えてみると、やはり、2足歩行の獲得に至った股関節の役割は偉大であったと日々の施術を通じて感じるのです。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)



更新 2024年10月19日(土)
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