昨日の最後の方は、九州からお越し下さいました。5年前に初めてお会いした際には博多での施術でしたが、今では定期的に東京へお越しいただけるまでに回復されました。こちらの方も医療従事者、「これからも仕事を続けたい」彼女を後押しする最高のモチベーションなのでしょう。
私もこの仕事が大好きで、もう人生の後半戦に差し掛かっているというのに、まだ何か恩返しができないかと日々模索しております。コロナ自粛期間中には、思い切って自宅のリフォームに踏み出し、趣味の部屋と称して施術場を新たに設けました。
ここでのコンセプトは銀座とは異なり、対象は地域のトップアスリートです。もちろん施術費用は無料。息子の同級生や先輩、下級生が中心です。先日も大きな大会の前に「身体を診て欲しい」といって験担ぎで利用してもらっています。来週には半月板の少年が待っています。福岡からの出張帰りにさっそく診させてもらいます。なかなかか病院のリハビリではうまくいっていないようなのです。
小さい頃からこんな風にして、理屈ではなく、当たり前のように環境面から自分の身体をケアしていこうとする意識を植え付けることは、スポーツおいては怪我の予防にもなりますし、将来大人になってからでも関節症をはじめとした関節疾患を防ぐことに繋がるであろうと思っています。
もしかしたら、ここでの経験を活かした優秀な理学療法士が育つかも知れません。いずれにしても、彼らにとっては一生の財産になるはずです。
週末には試合観戦へ。緑の芝生の上で思いっきり駆け回る姿は爽快ですね。
実際の現場を観ることで、学べることは沢山あります。ラグビーで多いのは、前十字靭帯や膝の半月板の損傷。選手生命も左右する大きな怪我ですが、彼らの身体に触らせていただくことで、ここにも予防の手立てがあると感じています。
秩父宮の再建築の話題がありますが、立地、雰囲気ともに申し分ないのですが、この椅子だけは改良の余地がありそうです。もう時期、ginzaplusの新商品が販売されます。椅子のアイディアはぜひ任せて欲しい!そんな気持ちで、観戦しておりました。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)