[施術事例] 40代 臼蓋形成不全 股関節唇損傷
手術を回避
僅かな誤差も見逃さない。
育児期間中は、股関節への負担になる動作の連続です。その影響が如実に現れるのが普段の「歩き方」です。ほんの少しの左右の振れも、変形性股関節症の発症に繋がる恐れがあるため、速やかに解消に乗り出したいところです。
ご相談いただいたいのは、40代の女性です。
幼少期に股関節にトラブルはなく、20代にヨガで無理したことから股関節痛を発症。その後二人のお子さんを出産、再び育児中に股関節痛が増悪し、医師からは臼蓋形成不全と股関節唇損傷の診断を下されています。特別にリハリビの指導もなく将来への不安を抱え、ginzaplusへお越しいただきました。
2回の施術を終え、3ヶ月後の様子です。
左右への僅かな揺れも2回の施術で見事に解消されています。
初回時にはご自身の歩き方を動画でご覧になられても、どこが悪いのか気が付けないほど、歩きへの関心が乏しいようにも思われましたが、繰り返し練習することで、イメージが掴めた様子です。
変形性股関節症もほんの僅かな歩きの乱れから悪化を招きます。
将来も付き合っていく歩き方こそ、症状の軽いうちに解消させ、二度と股関節痛が顔を出さないように、身体の使い方の質の向上に取り組んでいただきたいと思っております。
歩き方は一生の財産です。疾患の有無に関わらず、ライフイベントや加齢と伴に変わりゆくものですから、定期的にチェックを受けておきたいところです。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)