今年に入って変形性股関節症に対する再生医療のご相談が続いています。
先日は関西方面からお電話でのご相談がございました。
関西の医療機関で再生医療のセット(PRP、幹細胞)を申し込み、治療を受けていらっしゃったようでしたが、治療後の激痛がおさまらず、結局、人工関節の手術の決断をされたそうです。
また別の日には、私が担当させていただいていた方でしたが、やはり、再生医療後の回復が思わしくなく、職場復帰を早期に望まれ、人工関節を決断されました。
身体への負担が少ないとの理由から再生医療への関心が高まりつつありますが、やはり受ける側もある程度の知識と覚悟で臨まないと、こうした事態にも直面します。
変形性股関節症に関する情報を検索する際には、できたら「英語」をお勧めします。海外では医療に関する世間の目は非常に厳しく、色んな視点で様々な専門家がコメントしています。特に、再生医療のように最新の情報については、誰かのフィルターを通すもではなく、原著から紐解き、自分の目で確認することが望ましいと考えています。
研究には、研究の専門家がいるのです。
「効果があるとのエビデンスがない中広がりつつある幹細胞治療」
との見出しの記事に注目してみました。
日本では、芸能人の方をTVコマーショルに起用されたことで話題に上がることが多くなりましたね。
こちらは、日本でも唯一変形性関節症の分野で活躍される整形外科医の記事です。
医療者向けですが、最新のエビデンスをもとに知識が詰まった有益な内容です。
実際にご存知ない方も多いでしょうが、日本ではあまりに患者数が膨れ上がることで、美容外科の先生までもが整形外科領域に乗り出しています。
まだこの勢いは今後も続くように思われます。
こうした背景も含め、さっそくginzaplusでも再生医療に対する考えと申しますか、立ち位置をしっかり明確にしておきたいと思い、再生医療のページを追加しました。
読んでいただくとおわかりいただけると思いますが、初期ならまだ可能性は残されていても、中高年〜高齢者で特に筋力低下が著しい場合には、非常にリスクがあることを述べています。
人工関節を想定している中で、ある程度経済的にも余裕があるのであれば、余計なお世話かもしれませんが、皆が皆そうではないはずです。うっかり誤った選択により、大事な股関節を失うことがないよう参考にしていただければと思います。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)