股関節はどこ?図がなくても位置を確認できる簡単な見つけ方と痛みの目安

query_builder 2026/11/08 歩き方
「股関節はどこにあるの?」と聞かれても、太ももの付け根なのか、お尻のあたりなのか、すぐに答えにくいものです。股関節は脚と骨盤をつなぐ関節で、体の表面から見える場所ではないため、痛みが出たときに位置を特定しづらいこともあります。この記事では、股関節がどこからどこまでを指すのか、体に手を当てて位置を確認する方法を、骨盤や太ももの骨の構造とあわせてやさしく解説します。さらに、股関節の痛みが出やすい場所、片側だけ痛むときに考えられる要因、女性に起こる痛みの背景、日常生活で気をつけたい動作も紹介。相談でよくある「足の付け根が痛いけれど股関節なのかわからない」という疑問にも触れ、受診を検討する目安や相談先の選び方、無理のない運動の考え方までまとめます。痛む場所だけで原因を決めつけず、自分の体の状態を整理するための参考にしてください。
ginzaplus
ロゴ

ginzaplusでは、未手術を希望される方への保存療法と手術後のトラブルに対する術後リハビリを専門に実施しています。手術前でも手術後でも、気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

ginzaplus(銀座プラス)
住所:

〒104-0061

東京都中央区銀座4丁目8−14

陽光銀座ビル5F

電話番号:
03-6228-6058

股関節はどこにある?まず知っておきたい場所と役割

股関節は、脚の付け根付近にある関節です。ただし、皮膚のすぐ下に関節そのものがあるわけではなく、骨盤のくぼみに太ももの骨の先端がはまり込む構造をしています。そのため、指で触れた場所と関節の位置は少しずれることがあります。まずは骨のつながりを知り、股関節が体のどこにあるのかをイメージしてみましょう。

骨盤と太ももの骨をつなぐ関節の位置

股関節は、骨盤と太ももの骨をつなぐ関節です。太ももの骨の先端は丸い形をしていて、骨盤のくぼみに収まっています。この組み合わせによって、脚を前後に振る、左右に開く、体をひねるといった動きができます。立つ、歩く、階段を上るなど、日常の動作を支える大切な関節です。

「股関節はどこ?」と聞かれたとき、脚の付け根を指す人は多いでしょう。体の表面から見た位置としてはおおむね合っていますが、関節そのものは皮膚のすぐ下ではなく、脚の付け根の奥にあります。前側では下腹部と太ももの境目に近く、横側では腰骨の下あたりです。お尻側にも関係するため、痛みが出た場所だけで関節の位置や原因を判断するのは難しい場合があります。

相談の場面でも、「付け根が痛いので股関節だと思うが、どこを指せばよいかわからない」という声が聞かれます。関節を外から直接触ることはできないため、骨盤の出っ張りや脚の付け根を目安にしながら、おおよその位置を捉えるとよいでしょう。ただし、触れた場所が関節そのものとは限りません。骨格や体格には個人差があり、筋肉や腱なども周囲にあるためです。

痛みについて誰かに相談するときは、「股関節が痛い」と伝えるだけでなく、「右脚の前側の付け根が、歩き始めに痛む」のように、左右や場所、出やすい動作を添えると状況が伝わりやすくなります。位置を確かめようとして強く押したり、痛みを我慢して脚を動かしたりする必要はありません。

股関節はどこからどこまでを指すのか

日常会話で「股関節」と言うと、脚の付け根だけでなく、その周辺まで含めて表現されることがあります。一方、医学的には、骨盤のくぼみと太ももの骨の先端がつくる関節を指します。つまり、目で見える脚の付け根の範囲すべてが股関節というわけではなく、関節自体は体の奥にあります。

「どこからどこまでが股関節なのか」と迷ったら、骨盤と太ももの骨がつながる部分を中心に考えるとよいでしょう。体の前側では下腹部と太ももの境目の奥、横側では腰骨の下あたりに位置します。後ろ側のお尻に痛みを感じる場合も、股関節周辺の不調が関係することはありますが、腰や筋肉など別の場所が原因の可能性もあります。痛む範囲だけで判断するのは難しいため、場所を手がかりの一つとして捉えてください。

実際に相談する方の中には、脚の付け根を指しながら「ここが股関節ですか」と尋ねる方もいます。その場所は股関節に近いものの、指で示したところが関節そのものとは限りません。関節の周囲には筋肉や腱などがあり、痛みを感じる場所と原因のある場所が一致しない場合もあるためです。

症状を伝えるときは、範囲を正確に言い当てようとしなくても大丈夫です。「右の前側の付け根」「左のお尻に近いところ」など、体のどの側の、どのあたりかを説明しましょう。加えて、歩くときや立ち上がるときなど、痛みが出る動作を添えると、状態を共有しやすくなります。股関節はどこかを確認することは役立ちますが、場所だけで原因を決めつけないことも大切です。

股関節の位置を自分で確認する簡単な方法

股関節は体の奥にあるため、関節自体を外から直接触ることはできません。けれども、骨盤の目印や脚の動きを使えば、おおよその位置をつかめます。強く押したり、痛みを我慢して脚を動かしたりせず、楽な姿勢で確かめるのがポイントです。

骨盤の前側にある目印から位置をたどる

股関節は体の奥にあるため、外から直接触れて位置を確かめることはできません。それでも、骨盤の前側にある骨の出っ張りを目印にすると、脚の付け根との位置関係をイメージしやすくなります。まずは椅子に座るか、仰向けになり、体の力を抜いてください。腰骨の前側を指先で軽く探すと、左右に硬い出っ張りを感じることがあります。これが骨盤の目安の一つです。

その出っ張りから少し内側、下方へと視線や指を移すと、下腹部と太ももの境目に近づきます。股関節はそのさらに奥で骨盤と太ももの骨がつながる場所にあります。指でたどった線上に関節があると考えるのではなく、骨盤の目印と脚の付け根の奥を結びつけるための手がかりとして利用しましょう。体格や骨格には個人差があるため、出っ張りの見つけやすさや位置の感じ方は人によって異なります。

相談に来る方からは、「付け根を押しても関節がどこにあるのかよくわからない」という声もあります。関節自体は深い位置にあり、周囲には筋肉や腱などもあるため、触った一点を股関節そのものと決めることはできません。確認のために強く押す必要もありません。痛みや違和感がある場合は、押して確かめようとせず、どのあたりに症状があるかを軽く示す程度にとどめてください。

痛みの場所を説明するときは、「右の腰骨の下から脚の付け根にかけて」など、目印を使って表現すると伝わりやすくなります。股関節はどこかを正確に触り分けることより、左右や前後、痛みが出る動作を整理することが大切です。痛みが強くなる場合は、位置の確認を中断しましょう。

脚を動かして股関節の場所をイメージする

骨盤の目印を確認したら、今度は脚をゆっくり動かし、股関節が体のどのあたりで動くのかをイメージしてみましょう。関節そのものを外から触れるわけではありませんが、太ももを動かしたときに脚の付け根の奥で動きが起きていることを感じる手がかりになります。

安定した椅子に浅く座り、背中を無理のない姿勢に保ちます。足裏を床につけたまま、痛みのない範囲で片方の膝を少し持ち上げ、ゆっくり戻してください。次に、膝を前に向けたまま脚をわずかに外へ開き、元の位置に戻します。大きく動かす必要はありません。太ももが骨盤につながる付け根の奥で動いている様子を思い浮かべると、股関節はどこにあるのかを捉えやすくなります。

相談で「歩くと付け根が気になるけれど、どこが動いているのかわからない」と話す方もいます。その場合も、痛みを再現するために何度も動かす必要はありません。動作中に違和感が出るかどうかを一度確かめる程度にし、強くなる、鋭く痛む、脚を動かしにくいと感じたらすぐに中止してください。転倒の危険がある方は、立ったままで確認せず、座った姿勢を選ぶか、無理に試さないようにしましょう。

脚を動かして感じた場所は、関節の位置を考えるための目安です。痛む部分が動いたように感じても、その一点が原因だとは限りません。筋肉や腱など周囲の組織も一緒に動くためです。気になる症状があるときは、動かした方向や痛みの有無をメモし、医療機関に相談する際の参考にしてください。痛みがない場合も、股関節の位置を知るために無理な運動を続ける必要はありません。

股関節が痛いときはどこに症状が出る?

股関節の不調は、脚の付け根だけでなく、お尻や太ももに感じることもあります。反対に、その周辺が痛くても股関節が原因とは限りません。痛む場所に加えて、歩く・立ち上がる・靴下を履くといった動作で変化するかを観察すると、相談時に状態を伝えやすくなります。

前側の脚の付け根や太ももに出る痛み

股関節まわりに不調があると、前側の脚の付け根や太ももの上部に痛みや違和感を覚えることがあります。「股関節はどこが痛むのか」と迷ったとき、付け根の前側はよく気づかれる場所の一つです。ただし、同じ場所の痛みでも原因はさまざまで、痛む位置だけから股関節の問題だと決めることはできません。

症状は、歩き始めや長く歩いた後、階段の上り下り、椅子から立ち上がるときなどに現れることがあります。靴下を履く、床の物を拾うといった、脚を曲げたり持ち上げたりする動作で気づく人もいます。一方で、動いている間は気にならず、休んだ後に立ち上がるときだけ違和感が出る場合もあります。痛みの出方には個人差があるため、特定の動作だけで状態を判断するのは難しいでしょう。

相談では、「付け根が痛いけれど、股関節なのか太ももなのかわからない」と話す方もいます。痛む場所を指で正確に示せなくても問題ありません。「右側の前寄り」「太ももの上のほう」など、左右とおおよその位置を伝え、どの動作で痛むかを添えると状況を共有しやすくなります。痛みが始まった時期や、歩く距離によって変化するかも手がかりになります。

強く押したり、痛みを確かめるために何度も脚を動かしたりする必要はありません。症状が続く、徐々に強くなる、歩行や身支度に支障が出ている場合は、医療機関への相談を検討してください。股関節は体の奥にあるため、痛みの場所だけで原因を判断せず、経過や動作の変化もあわせて確認することが大切です。

お尻や横側に広がる痛みとの違い

股関節の不調は、前側の脚の付け根だけでなく、お尻や太ももの横側に痛みとして感じられることもあります。そのため、「付け根ではなくお尻が痛いから、股関節とは関係ない」とは言い切れません。一方で、お尻や横側の痛みには、腰や筋肉、神経など別の部位が関係している場合もあります。痛む場所だけで原因を見分けるのは難しいため、症状の出方を含めて捉えることが大切です。

たとえば、歩くときや階段を上るときに痛む、脚を動かすと付け根からお尻にかけて違和感が広がる、といった変化がないかを振り返ります。腰を曲げたり、長時間同じ姿勢でいたりした後に症状が変わるかどうかも、相談時に伝えられる情報です。ただし、こうした特徴だけで原因を特定できるわけではありません。自分で痛みを再現しようと、無理な姿勢を取る必要もありません。

「股関節はどこが痛むのか」と相談する方の中には、腰からお尻、太ももまで広く違和感があり、場所を一つに絞れない方もいます。その場合は、最も気になるところに加えて、痛みが広がる範囲を説明すると状況が伝わりやすくなります。「左のお尻から太ももの横にかけて」「歩き始めに付け根も気になる」のように、左右や範囲、動作を組み合わせて伝えてみましょう。

しびれや脚に力が入りにくい感覚を伴う場合、また痛みが強くなっている場合は、早めに医療機関へ相談することを検討してください。股関節の周辺に痛みがあるからといって、関節が原因とは限りません。症状の場所を手がかりにしながら、経過や日常生活への影響もあわせて確認することが大切です。

片側だけ股関節が痛いときに考えられること

「右だけ痛い」「片足の付け根だけ違和感がある」という相談は珍しくありません。左右どちらかに痛みが出ても、原因は一つとは限らず、歩き方や運動量、けが、関節の状態など複数の要素が関係することがあります。自己判断で原因を決めず、経過と生活への影響を整理しましょう。

右だけ・左だけ痛む場合に確認したい生活の変化

股関節の痛みは、右だけ、あるいは左だけに出ることもあります。片側に症状があるからといって、すぐに関節の病気だと決めつけることはできません。運動量や歩き方、けがの有無など、痛みが始まる前後の生活の変化を振り返ると、相談時に状況を伝えやすくなります。

たとえば、久しぶりに長い距離を歩いた、階段を使う機会が増えた、運動の回数や強さを急に上げたといった変化はなかったでしょうか。転んだり、段差で足をひねったりした覚えがないかも確認します。また、仕事や家事で長時間立つ、片側の足に体重をかけて立つ、重い荷物をいつも同じ側で持つなどの習慣も、振り返る材料になります。ただし、こうした生活習慣がそのまま痛みの原因だとは限りません。

相談に来る方からは、「右だけ痛むので、右の股関節が悪いのでしょうか」と尋ねられることがあります。左右差は症状を説明する大切な情報ですが、それだけで原因を判断することはできません。いつから痛むのか、歩き始め・階段・立ち上がりなど、どの動作で気づくのかもあわせて整理しましょう。痛みが出た日や、その日の活動量を簡単に記録しておくと、経過を振り返りやすくなります。

股関節はどこが痛むかだけでなく、痛みの始まり方や生活への影響も手がかりになります。痛みを確かめようと無理に歩いたり、強く押したりする必要はありません。症状が続く、悪化する、普段の動作に支障が出る場合は、整形外科などの医療機関に相談し、状態を確認してもらうことを検討してください。

痛みの強さや続く期間を見極めるポイント

片側の股関節が痛むときは、痛みの強さだけでなく、どのくらい続いているか、日常生活にどの程度影響しているかも確認しましょう。痛みが軽くても長引いている場合や、少しずつ強くなっている場合は、経過を記録して医療機関への相談を検討する目安になります。反対に、短時間で落ち着いたとしても、何度も繰り返すなら注意して様子を見ることが大切です。

記録するときは、痛みを無理に数値化する必要はありません。「歩き始めに気になる」「階段を上ると強くなる」「夜に目が覚める」など、具体的な場面を書き留めます。歩ける距離や、椅子から立つ、靴下を履くといった動作に変化があったかも確認しましょう。相談に来る方の中には、「痛みは我慢できる程度だが、買い物に出る回数が減った」と話す方もいます。強さだけでは見えにくい生活への影響も、状態を伝える大切な情報です。

急に強い痛みが出た、体重をかけられない、転倒やけがの後から痛むといった場合は、早めに医療機関へ相談してください。発熱や腫れを伴うとき、しびれや力の入りにくさがあるときも、自己判断で様子を見続けないことが大切です。症状が急ではなくても、改善しない、悪化する、睡眠や歩行に支障がある場合は受診を考えましょう。

「股関節はどこが痛むのか」を伝える際は、左右と場所に加え、始まった時期や変化も説明すると状況を共有しやすくなります。痛みを確かめるために、無理な運動を続けたり、何度も同じ動作を試したりする必要はありません。記録を手がかりに、無理のない範囲で相談につなげてください。

女性の股関節痛で知っておきたい注意点

女性の股関節痛も、痛みの場所だけで原因を特定することはできません。年齢や活動量、妊娠・出産の前後など、体の状態によって負担の感じ方が変わることがあります。よくある情報に当てはめて不安を強めるより、症状の出方と生活への影響を丁寧に整理することが大切です。

体格や生活習慣によって負担の感じ方は変わる

股関節の痛みや違和感の感じ方は、体格や筋力、日々の活動量、仕事での姿勢などによって異なります。歩く時間が長い人、立ち仕事が続く人、運動の習慣が少ない人では、股関節まわりにかかる負担や疲れ方も一様ではありません。ただし、体格や生活習慣だけから痛みの原因を決めることはできず、同じ生活をしていても症状の出方には個人差があります。

たとえば、仕事で長時間立っている、階段を使う機会が増えた、休みの日に急に運動を始めたなど、生活の変化が痛みの前後になかったかを振り返ってみましょう。座りっぱなしの時間が長い、片側に体重をかけて立つ癖があるといった習慣も、相談時に伝えられる情報になります。こうした点は状態を整理する手がかりですが、必ずしも痛みの直接の原因とは限りません。

相談の場では、「女性だから股関節が痛くなりやすいのでしょうか」と不安を話す方もいます。性別だけで原因を判断することはできません。年齢や筋力、過去のけが、活動の内容など、複数の要素を含めて状態を確認する必要があります。股関節はどこが痛むかに加え、いつから、どの動作で、どの程度困っているかを伝えると、状況を共有しやすくなります。

痛みがあるからといって、生活習慣を一度に大きく変えたり、急に筋力運動を始めたりする必要はありません。まずは歩く量や休憩の取り方など、負担を感じる場面を把握しましょう。症状が続く、悪化する、日常動作に影響する場合は、自己判断を続けず医療機関に相談してください。体格や習慣は背景の一つとして捉え、症状そのものを丁寧に確認することが大切です。

妊娠・出産前後の痛みは経過もあわせて相談

妊娠中や出産後に、脚の付け根や骨盤まわりに痛みや違和感が出ることがあります。妊娠に伴う体の変化や姿勢の変化、育児で抱っこや授乳を続けることなど、生活の状況が影響する場合もあります。ただし、痛みの場所だけから原因を決めることはできません。「妊娠中だから仕方がない」と我慢し続けず、症状の経過を含めて相談しましょう。

相談するときは、妊娠中か出産後か、いつ頃から痛み始めたか、どの動作でつらいかを伝えます。歩く、寝返りを打つ、階段を上る、赤ちゃんを抱き上げるなど、困る場面を具体的にすると状況を共有しやすくなります。痛む場所も「右の前側の付け根」「両側のお尻に近い部分」のように、左右や前後を添えて説明してみてください。股関節はどこにあるのかを正確に言い当てる必要はなく、おおよその位置で構いません。

痛みが強くなる、長引く、歩きづらい、日常生活に支障が出る場合は、早めに医療機関へ相談することを検討してください。発熱や腫れを伴う場合、急に強い痛みが出た場合も、自己判断で運動やストレッチを続けず、状況に応じて相談しましょう。妊娠中や授乳中であること、出産時期、服用中の薬なども伝えると、状態を確認する際の参考になります。

体の変化を感じる時期は、無理をしないことも大切です。痛みを確かめるために脚を大きく開いたり、強く伸ばしたりする必要はありません。どの動作で症状が出るかを簡単に記録し、産婦人科や整形外科など、状況に合った医療機関へ相談してください。受診先に迷う場合は、まず妊娠・出産の経過を把握している医療機関に問い合わせる方法もあります。

相談で多い「足の付け根が痛いけれど股関節ですか?」

「足の付け根が痛いので股関節だと思うけれど、場所が合っているかわからない」という声はよくあります。相談では、痛みを指で示すだけでなく、いつから始まったか、どんな動作で出るかを尋ねると整理しやすくなります。痛みの場所は手がかりの一つで、診断そのものではありません。

お客様から寄せられる相談に多い場所の迷い

「脚の付け根が痛いけれど、股関節なのかわからない」という相談は少なくありません。股関節は体の奥にあるため、痛む場所を指で示しても、それが関節そのものなのか、周囲の筋肉や腱なのかを自分で見分けるのは難しいものです。お尻や太ももまで違和感が広がる場合は、どこを中心に伝えればよいか迷うこともあります。

相談の場では、「股関節はどこですか」と尋ねる方や、「付け根のあたり」と説明する方がいます。場所を正確に言い当てようとしなくても、まずは左右と大まかな位置を伝えれば十分です。「右の前側」「左のお尻に近いところ」「太ももの上のほう」のように表現すると、症状を共有しやすくなります。痛む範囲が一点ではなく広がっている場合は、そのこともそのまま伝えましょう。

さらに、痛みが出る動作を添えると、状況がより具体的になります。「歩き始めに付け根が気になる」「階段を上ると横側が痛む」「椅子から立つときにお尻に違和感がある」など、日常の場面を例にしてみてください。いつ頃から始まったか、痛みが続いているか、だんだん強くなっているかも、相談時に役立つ情報です。

痛む場所だけで原因がわかるとは限らないため、自分で診断をつける必要はありません。強く押したり、痛みを再現するために何度も脚を動かしたりせず、普段の生活で気づいたことを伝えましょう。受診前に短くメモしておけば、緊張して説明しにくいときにも役立ちます。場所の迷いを含め、気になっていることをそのまま相談することが大切です。

痛みの場所と動作を記録して伝えるコツ

痛みを相談するときは、場所だけでなく、症状が出る動作や始まった時期も一緒に伝えると、経過を共有しやすくなります。記録は細かく書き込む必要はありません。手帳や紙に、気づいたことを短く残すだけでも役立ちます。

まず、痛む場所を「右の前側の付け根」「左のお尻から太ももの横」など、左右と体の前・横・後ろに分けて記します。範囲が広い場合は、中心となる場所と広がる方向を書き添えましょう。股関節はどこなのかを厳密に示す必要はなく、自分が感じている位置をそのまま表現すれば構いません。

次に、痛みが出た日や時間帯、頻度、きっかけを記録します。「歩き始めに気になる」「階段を下りるときにつらい」「長く座った後に立つと違和感がある」など、具体的な動作を挙げるのがポイントです。痛みの強さは、軽い・中くらい・強いといった自分なりの言葉で表してもよいでしょう。眠りや歩行、着替えなど、日常生活への影響も書いておくと、症状の変化を振り返りやすくなります。

相談に来る方の中には、診察室では緊張して痛みの説明が難しくなる方もいます。記録を見ながら話せば、伝え忘れを減らせる場合があります。ただし、症状を詳しく知ろうとして、痛みが出る動作を何度も試す必要はありません。痛みが強まる場合は記録を中断し、無理をしないでください。急な悪化や歩けないほどの痛みがあるときは、記録を続けるより早めの相談を優先しましょう。

股関節が痛むときに避けたいことと受診の目安

痛みがあると、ストレッチで伸ばしたり、筋力をつけたりすればよいと思いがちです。しかし、原因がわからない段階で強い運動や無理な動きを続けると、症状が悪化する可能性もあります。痛みを基準に負荷を調整し、受診を考えるサインを知っておきましょう。

痛みを我慢した強い運動や無理なストレッチ

股関節に痛みがあると、「動かさないと固まるのでは」「筋力をつければよくなるのでは」と考え、運動やストレッチを頑張りたくなることがあります。しかし、痛みの原因がはっきりしない段階で、痛みを我慢しながら強い運動を続けるのは避けましょう。脚を大きく開く、深くしゃがむ、反動をつけて伸ばすといった動作で、症状が強まる場合があります。

股関節はどこが痛むかだけでなく、どの動作でつらくなるかも確認が必要です。運動中に痛みが出た場合は、続けて様子を見るのではなく、いったん中止して休みます。運動後に痛みが増したり、翌日まで違和感が残ったりする場合も、負荷が合っていない可能性があります。痛みを確かめるために同じ動きを何度も繰り返す必要はありません。

相談では、「体によいと思って脚を伸ばしていたら、付け根の痛みが強くなった」と話す方もいます。よかれと思って始めた動きでも、状態によって適した方法は異なります。すでに股関節の病気と診断されている人も、運動の種類や範囲は一律ではないため、医師や理学療法士などの専門職に確認してください。自己流の運動を無理に続けないことが大切です。

痛みがあるときは、まず日常動作で負担を感じる場面を把握し、無理のない範囲で過ごしましょう。強い痛みが続く、歩きにくい、運動をやめても症状が改善しない場合は、医療機関への相談を検討してください。痛みを我慢して鍛えるより、状態に合った対応を確認することが、結果として安全につながります。

歩けないほどの痛みや急な悪化は早めに相談

股関節まわりの痛みが急に強くなったときや、体重をかけられず歩けないときは、早めに医療機関へ相談してください。転倒やぶつけた後に強い痛みが出た場合も、無理に歩いて様子を見続けないことが大切です。痛む場所が脚の付け根でも、お尻や太ももでも、症状が急に悪化したなら注意が必要です。

また、痛みに加えて発熱や腫れがある、脚にしびれや力の入りにくさがある、急に動かしづらくなったといった場合も、医療機関への相談を検討しましょう。症状の組み合わせや程度によって対応は異なるため、自己判断で原因を決めつけないでください。歩行が難しい場合は、無理に一人で移動せず、家族などに付き添いを頼む方法もあります。

相談先に迷ったときは、股関節や脚の痛みを診てもらえる整形外科が選択肢になります。急な症状や体調の悪化がある場合は、地域の救急相談窓口などに連絡し、受診の必要性や受診先について確認する方法もあります。緊急性が高いと感じる場合は、地域の救急体制に従ってください。

受診時には、痛みが始まった時期、きっかけ、左右や場所、歩行への影響を伝えると状況を共有しやすくなります。股関節はどこが痛むかを正確に示せなくても、「右の付け根から太ももにかけて」など、わかる範囲で説明すれば十分です。症状が続いて日常生活に支障が出ている場合も、早めに相談して原因を確認することを検討しましょう。

股関節を守る日常の工夫と無理のない鍛え方

股関節の健康を保つには、痛みを我慢して鍛えるより、負担を調整しながら体を動かすことが基本です。急に運動量を増やさず、歩き方や休憩の取り方を見直すだけでも、日々の負担を減らせる場合があります。痛みがある人は、運動を始める前に状態を確認しましょう。

歩く量や休憩を調整して股関節への負担を減らす

股関節に違和感があるときは、歩く量を急に増やさず、痛みの変化を見ながら活動を調整しましょう。長時間続けて歩くとつらい場合は、距離や時間をいくつかに分け、途中で休憩を取る方法があります。痛みが強くなるまで頑張るのではなく、つらさが出る前に一度座るなど、余裕をもって休むことがポイントです。

買い物や通勤などで歩く必要がある場合は、移動の途中に休める場所があるかを確認しておくと安心です。荷物が重いときは片側だけで持ち続けず、可能であれば両手に分けたり、荷物を軽くしたりする工夫もできます。急な方向転換や、段差を勢いよく上り下りする動作を控えることも、負担を調整する方法の一つです。

相談に来る方からは、「歩かないほうがよいのか、普段どおり動いてよいのか」と尋ねられることがあります。適切な活動量は症状や体の状態によって異なるため、一律には決められません。歩いた後に痛みが強まる、休んでも落ち着かない、次の日まで症状が残るといった変化があれば、歩く距離を減らすなど調整し、必要に応じて医療機関に相談してください。

股関節はどこが痛むかにかかわらず、痛みを我慢して歩き続ける必要はありません。歩く量や休憩の取り方を記録しておくと、負担が増える場面を把握しやすくなります。痛みが続く場合や日常生活に影響がある場合は、運動量を自己判断で大きく変える前に、医師や理学療法士などに相談しましょう。

股関節を鍛える運動は痛みのない範囲から始める

股関節まわりの筋力を保つことは、歩く、立ち上がるといった動作を支えるうえで役立つ場合があります。ただし、痛みがあるときに無理に鍛えるのは避けましょう。痛みの原因や体の状態によって適した運動は異なるため、股関節はどこが痛むかだけで運動内容を決めることはできません。

運動を始める場合は、まず椅子に座ったまま膝をゆっくり伸ばすなど、負担の少ない動きから検討します。動作は小さく、反動をつけず、呼吸を止めないように行いましょう。痛みが出る、強くなる、運動後にも続く場合は中止してください。痛みを確かめるために回数を増やしたり、脚を大きく開いたりする必要はありません。

相談に来る方の中には、「鍛えればよくなると思い、毎日運動していたら痛みが増した」と話す方もいます。運動は、続けることよりも状態に合った方法を選ぶことが大切です。股関節の病気と診断されている人や、痛みが続いている人は、始める前に医師や理学療法士などへ相談し、自分に適した動作や負荷を確認しましょう。

痛みがない範囲であっても、運動後の変化を見て、無理のない量に調整してください。歩行が難しいほどの痛みや急な悪化がある場合は、運動を始めるより先に医療機関へ相談することが大切です。

ginzaplus
ロゴ

どんに些細なことでも、早めに対処することが大切です。手術にならないためにも、今の生活を大事にしましょう。

ginzaplus(銀座プラス)

〒104-0061

東京都中央区銀座4丁目8−14

陽光銀座ビル5F