「歩き方が変われば股関節に対する負担は変わる」
もうすでに2005年の研究論文の中でも報告されていたのです。ここでも皆さんの歩き方の変化と痛みの推移を追っていると、先ほどの研究報告を強くサポートできる結果が得られそうです。検討も必要なのですが、歩き方と痛みの関係については今後も皆さんの施術を通じて、トコトン追及していきたいと思います。
さて、今日は千葉県にお住まいの方の経過をご紹介します。現在80代、お1人暮らし。股関節の痛みを感じたのは3年前です。その時近所の整形外科を訪ねると、「痛みを取りたければ手術」との宣告を受けました。手術を絶対したくなかったので精神的なショックを受け、処方してもらった痛み止めとリハビリを始めることにしました。そして昨年の3月、再び同じ整形外科を受診すると担当の先生が「3年前よりひどくなっている」との指摘。「良くなることはないけど、悪くはしたくなかった」
股関節に良いことは何でもやろうと健康雑誌を購入したり、中国整体やマッサージなどに通い始めました。そして、担当させていただくようになってから約7か月が経った今年の6月末日、再び同じ整形外科を受診すると...。
「位置が戻っているから、大丈夫です。手術は考えなくていいですよ。悪いことは悪いけど、おさまっているからこのまま大丈夫です」
想像もしなかった医師の解答に先日喜んでご報告して下さいました。
最初お越しになったときは杖に頼っりながら娘さんとご一緒でした。歩き方には「横揺れ」がみられ、悪い方の脚へはほとんど体重が掛けられない状態でした。それが現在ででは杖を使用しながらでもしっかりとした足取りで、横揺れはほとんどなくなっています。正常歩行を目指す必要はありませんが、できるだけ正常に近い歩き方を目指しましょう。歩くための準備、積み重ねた結果が現れて良かったですね。
佐藤正裕(理学療法士)
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