[為末さんコメント] 福岡出張施術&講演会
[為末さんコメント] 福岡出張施術&講演会
先週末は東京・新宿で勉強会を開催させていただきました。三連休初日にも関わらず、たくさんの皆さまにお集まりいただきまして誠にありがとうございました。講義の中では、変形性股関節症の予防と対策をテーマに身近な立ち方、歩き方で気をつけるべきポイントを写真や動画を交えながら、ご紹介させていただきました。いよいよ次回は実践編です。

早速、熱心な参加者からのご要望がございまして、急遽12月19日(土)夕方にひとクラス、姿勢と歩き方の実技講座を設けていただきました。今回は人数制限もございます。ご希望の方はお早めにお申し込み下さい。初めての方でも御参加いただけます。お申し込みは、朝日カルチャーセンター新宿教室(☎︎03-3344-1946)です。どうぞ宜しくお願い致します。

併せて来月には、九州・福岡でも講演会、それと個別の施術を実施致します。講演会は約2時間のクラスで講義と実技の半分ずつ行い、股関節痛が生じたらあるいは発症する前に知っておきたい、日常動作の基本を講義と実技で学ぶクラスです。お申し込みは、朝日カルチャーセンター福岡教室(☎︎091-431-7752)まで宜しくお願い致します。福岡でのマンツーマンの施術には、まだ若干の空きがござます。ご希望の方は https://ginzaplus.com/jp/reservation/ からご希望の日時を選択し、お申し込みください。





さて、今日は先日送付したいただいた「日本股関節学会ニュースレター」からオリンピアンの為末さんが、痛みに関してご自身の経験談をお話しされていらっしゃいます。非常に参考になる考え方もございましたので、ご紹介させていただきます。



Q 整形外科医に相談したことはありましたか?

もちろんあります。日本の整形外科医の先生方はとてもよく勉強していらっしゃって知識も豊富だと思います。ただ、検査結果から、「ここに炎症がありますね、冷やしましょうね。」とか「痛みますか、薬を処方しておきますね。」だけで終わってしまうのではなく、どうしたら、またこの痛みや炎症を起こさないように予防できるのか?についてもアドバイスしていただけるようなドクターがプロスポーツ選手には必要です。

ほとんどの選手が抱えている体の不調やトラブルは、CTやMRIなどの画像には写らないものが多いので、選手自身もその正体がわからずに不安なのです。それを一緒に見つけて、治療法や予防法をアドバイスしてくれるドクターがいたら嬉しいですし選手生命も延びるはずです。



Q 医師がスポーツ選手をサポートする機会がもっと多いほうがいいということですね。

左のアキレス腱を痛めたとき、最初はアキレス腱のまわりに原因があると考えていたのですが、自分のフォームを何度もチェックをするうちに、左側に傾いて走る癖が左のアキレス腱に負担をかけているのではないかと気がつき、左側の股関節の柔軟性を高めたり、内転筋や腸腰筋を鍛えるようになりました。骨格や筋肉の構造に興味があったから気がついたことだと思うので、ぜひ若いうちにたくさん教えていただきたかったです。


理論派の為末さんらしいお考えですね。なんで?どうして?と考える習慣こそが痛みの解決、予防にも繋がりそうですね。先日の勉強会の際には、一例として「安静にすることの怖さ」についてお話ししました。変形性股関節症や臼蓋形成不全があると分かると、安静にしがちですね。ただ、これはちょっと問題があって「痛みがあるときは薬を飲みましょう、杖をつきましょう」とアドバイスされた方たちが5年、10年経った今焦燥感や恐怖から、変わり果てた自分自身と向き合うようになります。

階段ダメ
長歩きダメ
荷物ダメ

本来の人間の営みにも制限が加えられれば、やがて人は弱くなります。怖い=痛いの経路が新たに構築されれば、早期の痛みの解決もますます難しくなるでしょう。また、股関節痛を抱える方に共通して、為末さんもご指摘のように「身体の使い方」に問題を抱えます。為末さん仰るように、ランナーの方では左右への微妙なブレが、股関節周囲の筋肉に負担を招き、股関節痛を発症させることがあります。動きに癖があれば、まずはそれを指摘してもらい修正を心掛けることです。

それに気がつかずにトレーニングを続けても逆効果、症状を悪化させることにも繋がります。

痛みがある=安静の常識にとらわれず、弱点を正しい知識と動きのテクニックでカバーしながら、自分らしい人生を送れるよう、乗り越えていきたいですね。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)
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