朝日カルチャー 股関節痛の予防と対策~勉強会のお知らせ~
朝日カルチャー 股関節痛の予防と対策~勉強会のお知らせ~
連日、全国から多くの方にご相談いただき誠にありがとうございます。今朝は本題の前、簡単に自己紹介をさせていただきます。私は医療系の大学教授の母と大学病院で研究に携わる妹の影響を受け理学療法士という職業を志しました。それまでは海外に住むことを夢みて、語学の準備をしたり留学をし、そのまま海外に住み着いてしまう計画でした。しかし、これまで20数カ国以上、様々な国を旅をし色々な国の人たちと仕事もしてきましたが、日本ほど素晴らしい国はないと気がつきました。大学に通ったカナダも住むには最高の環境です。自然に溢れ、私の趣味にもピッタリ週末はキャンプと湖で釣り。ただ当時20代前半の私にとっては、恵まれ過ぎた環境のようにも思えました。もう少し苦労を知った方がいい、そんな想いから大学への進学をもう一度決意しました。

選んだのは東北の端、秋田大学。理学療法士としての人生を歩むには、学生も少なく快適な地でした。偶然にも父親の実家とも重なり定期的に祖母にも会え、充実した2度目の大学生活を送ることができました。そして何より担任指導に恵まれ、理学療法士としての生き方、将来私がどのような道を歩むべきか、適正を見極めためになる助言を多く頂戴しました。おそらく他の養成校を卒業していれば、今の自分は居なかったでしょう。それ位影響力のある先生でした。卒業後は、最先端のリハビリ技術を学びたいとの気持ちから順天堂医院へと進みました。


数ある大学病院の中でどうして順天堂を選んだかといえば、順天だけが唯一海外との交流が深く、さらにベテランの理学療法士が多く常勤していたからです。日本では不思議なことに大抵の医療機関では、年齢を重ね臨床経験が豊富な理学療法士は、第一線の現場から離れ教員や研究へと回りがちです。病院では、勤続年数が長くなると管理業務、新人教育に徹し、パソコン相手の仕事へと移り変わります。知識も経験も豊富な油の乗った一番良い時期に、臨床にどっぷり浸かれないそんな姿を多くみてきました。今では、理学療法士も理学療法士を相手にビジネスを起こす時代です。ベテランから若手まで、多くの理学療法士が新たな生きる道を模索しはじめています。

毎年私のところへも講師依頼が飛び込んできます。主催者側の方には申し訳ないのですが、優先すべきは、どうしたら今後日本の理学療法士が、地域にとけ込み根付くことができるか、それぞれが使命と責任を感じ真剣に考えるべきと思っています。既に会員数は10万人近くに達し、飽和状態。余剰したエネルギーの矛先が同職種に向けられています。これは異様な光景です。海外の理学療法士の働きぶりに憧れ日本の現状を垣間みつつ、私へのミッションとは、「困っている方、患者さまとの距離を縮めること」です。

病院にかからなければ出会えない、何か障がいを追った後でなければ会うことができない職種では、国民の信頼を勝ち取ることも難しいでしょう。もっと身近な存在にならなければなりません。そのための方法のひとつは、何か大きな事態が起こった後ではなく、その「予防」に積極的に関わることです。本来、理学療法士が本領を発揮しなければならない領域が、今や街の整骨院や治療院に奪われています。街中に溢れるこの光景に危機感を感じなければ、理学療法士の将来も危ういでしょう。


変形性股関節症に限らず、医療全体の流れが「治療」から「予防」へとシフトしています。まさに理学療法士もこの流れに乗る必要があるでしょう。年々高騰する医療費、各人の保険料の負担が増える要因のひとつに、間違いなく無駄な薬の処方や手術も含まれているでしょう。全ての股関節手術が無駄であるとは思っていません。ただそれにしても、未手術でしのげる方へも適切なアドバイスがなされず、大切な予防の時期を逸し、結局全て手術へと追いやられています。手術件数が増えることは、結果的には、自分たちで自分の首を締めることに繋がり、その影響は子どもらの世代へと引き継がれます。アクションを起こさなければならないのは、真実を知る我々専門家だったはずです。

とりわけ変形性股関節症においては、理学療法士による保存療法、手術を防ぐ予防的な試みが2000年以降、科学的にはもちろん、医療経済的にも手術よりも負担が少ないことが立証されています。これだけ大きな職能団体となった理学療法士もこのままでよいのでしょうか。股関節痛に苦しむ方は真剣に悩んでいらっしゃいます。今こそ理学療法士も
立ち上がるべきタイミングを迎えているように感じています。前置きが長くなりましたが、お知らせです。

変形性股関節症の予防と改善に向け定期的に勉強会を開催させていただいております。来月10月は、新宿と湘南の2カ所で行われます。変形性股関節症とは違和感、痛みを感じたときこそ、悪化させない、その後の手術を避けるためにも大切なタイミングです。悪化させないため、一生未手術で過ごすためには、何に注意を払う必要があるのか。最新の情報にぜひ触れて下さい。患者さまのための勉強の機会です。同じ境遇を抱えた股関節仲間を見つけに、ぜひお越し下さい。
日時:10月10日(土)午前10時~ 2時間
場所:東京・新宿 住友ビル内 「朝日カルチャーセンター」
受付:☎︎03-3341-1941





日時:10月24日(土)10時~12時15分
場所:神奈川県・藤沢 ルミネ内「朝日カルチャーセンター」
受付:☎︎0466-24-2255



新宿校では、大人数での勉強会となります。藤沢校は少人数制です。お一人ずつ動き方をチェックさせていただきます。手術ではない保存療法の存在を知り(再)手術を避けるために今からの生活の見直しが肝心です。多くの皆さまにお会いできますのを楽しみにしております!
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)
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