元々大学病院で仕事をしていた経験から手術の素晴らしい技術も十分に理解しています。保存施術での改善が難しい場合には、手術のお話しをさせていただくこともあります。それでも手術前に、できるだけ股関節の状態を整えておく方が術後の回復もスムーズです。
ご相談いただいのたは70代の女性です。変形性股関節症末期との診断で手術を勧められています。
加齢とともに発症した股関節痛です。手術をすべきがどうか悩んでいらっしましたが、目標は「山登りとハイキング」です。現在は脚長差もあり、長年かばってきたせいか筋力低下も著明です。また、関節拘縮も著しく、保存施術だけでかなり時間がかかると予測されたため、治療手段を手術へと切り替え、手術前リハビリを目的に半年お越しいただきました。
手術前に4回、手術後に2回の施術を行なっています。
施術前は、安静での生活が主体となっていたため、かなり動きにも硬さが目立ちますが、手術後は、滑らかな動きを取り戻し、目標であったハイキングや山登りも達成できています。
ginzaplusでは、ご本人の意思を尊重し、できる限り保存施術での解決を目指しますが、ご自身が抱える「現状」と「目標」との間に大きな隔たりがあれば、今回のように手術も止むを得ないと考えています。ただしその場合も、保存施術を継続することで将来的な反対側への手術を回避し、手術後のスムーズな回復が期待できます。
近年、人工股関節はその技術と素材の改良により益々快適になりつつあります。それぞれの置かれている立場、将来設計を踏まえ、最適な治療手段を提供できればと思っております。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)