この1月は風邪やインフルエンザで体調を崩されている方が多いようです。
さて、保存療法の関心事のひとつに「効果」とその後の「経過」について質問を受けることがあります。
「どの程度、効果があるのでしょうか?」
「その持続効果とはどれ位のなのでしょうか?」
変形性股関節症の診療指針、ガイドラインには、実は保存療法の長期的な効果は不明とかかれています。しかし、リスクが少ない、成績が安定しているなどの理由で、治療の第一選択に推奨されています。実際に人工股関節では、入れ替えの時期を平均しても15~20年位、骨切り手術でも同様の結果だ想像すると、手術の前に保存療法を試してみる価値はあるといえるでしょう。
では、実際にどのような症状に対し、どの程度までの効果が期待できるのでしょうか。
例えば、ginzaplusへご相談にお越し下さる方たちを例に、考えてみたいと思います。
股関節痛を自覚するようになって数年以内、主な訴えも、脚を動かした際の引っ掛かり感や寝返り時の痛み程度(夜間痛含む)病院では、変形性股関節症や臼蓋形成不全と診断されたり、あるいは、股関節唇損傷関連の痛みと疑われても数回の施術で痛みの改善が期待できます。
一方で、先天性の脱臼の既往があったり、幼少期の手術経験、慢性的に痛みを抱えている期間が長期に及ぶなどの場合には、その改善にも時間を要することが多いようです。ちょうど先週末、広島からバレエダンサーの女性(40代)に御会いしました。かなり深刻そうな面持ちでしたが、お話しを伺えば、痛みを抱えまだ1年以内。医師からは盛んに手術の必要性を説得されている様子ですが、ginzaplusで施術を終え1時間後には笑顔でお帰りになられました。
また、先天性股関節脱臼の既往歴がある女性(50代)は、4センチの脚長差を抱え、当時は銀座までお越しのも大変な御苦労がありましたが、毎月施術を施し継続すること約4年、移動時の苦痛は解消され、保存療法の効果を身をもって証明して下さっています。
こうしてガイドラインの提言通りいかなる状況であっても、変形性股関節症関連の痛みであれば、保存療法には一定の効果が期待できるといっても過言ではないのでしょう。但し、先にも申し上げましたように、改善される期間には傾向が認められ、痛みとの歴史が比較的浅い場合には数回の施術で解消され易いのですが、症状が進行し、長期に渡り痛みを抱えてきた場合には、時間がかかることが多くあります。
それでも根気よく続ける事で着実な効果を実感いただけるでしょう。