変形性股関節症の保存療法に携わるようになってから、皆さんの「歩き方」に着目し、自分なりの方法論をまとめてきました。
文献的に、股関節症患者さんにとって歩くことのメリットとは、
1)軟骨の強度と柔軟性の獲得、
2)痛みの軽減や関節機能の改善や予防、
などが上げられます。
・The effectiveness of exercise therapy in patients with osteoarthritis of the hip or
knee : a randomized clinical trial. J Rheumatol, 1998:2432-2439
・Physical exercise and prevention of disability in activities of daily living in
older persons with osteoarthritis. Arch Intern Med. 2001:2309-2316
正しい歩きが実践できれば上記のような効果が期待できますが、必ずしも、皆さんが同じ効果を得られると思えません。早期に杖を手渡されたり、かばうように指導を受けたり、中には装具やサポーターでがっちりかためて不自然な歩きを強いられています。これでは、本来のよさを活かしきれません。
歩きは大きく2つのフェーズが存在します。
1つは、体重をかける場面。もうひとつは、脚を脚を振り出す場面です。
変形性股関節症患者さんの独特な歩きは、どちらにエラーが隠されているのでしょうか。今後
ginzaplusでは歩行用のリハビリ機器も導入しながら、本来の歩きが実現できるように検証していきたいと思っております。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)