[オーストラリア事情] 変形性股関節症への理学療法士の役割
10人にひとりが変形性関節症で悩みを抱えるといわれるオーストラリアでは、理学療法士と整形外科医がタッグを組み、手術に至る前の早期発見、早期治療の重要性を国民へ呼びかけています。

2009年に発表され冊子となった
Guideline for the non-surgical management of hip and knee osteoarthritis
http://www.nhmrc.gov.au/guidelines/publications/cp117 の中には、具体的な方法論も明示され、術前リハビリの治療効果が高い介入手法としてLand based exercise(運動療法)を推奨されています。


一昨日、初めてお会いした3名の方は皆さん、
「薬を渡されて様子をみましょう、これでは手術を待つだけ。」
「悪くなるのをただ待つだけでは、納得がいかない。」
「何かやるべきことはないのか、患者はそこを知りたい。」

まさに、我々理学療法士が力を発揮すべきタイミングではないでしょうか。

世界は今、手術件数を減らすための方策、手術前リハビリに力を注いでいます。日本でもこれだけ痛みに悩む方が増えているのですから、後療法だけのイメージは払拭し、将来へ向けた新たな役割を模索する必要があります。

ginzaplusでも、Land based exerciseのエッセンスの一部を日本人特有の股関節痛の発症要因でもある日常動作、特には姿勢や歩き方に応用し、痛みの改善、運動機能の回復を図っています。日本人ならではの幼少期からの和式の生活スタイル、奥ゆかしい日本人女性ならではの仕草や所作など、股関節痛と密接に関わりがあるでしょう。

ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)
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