変形性股関節症の方の歩き方を分析していると、
・速くは歩けるけど、ゆっくりは歩けない
・ゆっくりはあるけど、速くは歩けない
明確に両方のグループがあるように思われます。
この違いが生まれる要因は一体何なのでしょうか。
▲Jason : Changes in the coordination of hip and pelvis kinematics with mode of locomotion.Gait & Posture Volume 29, Issue 3, April 2009, Pages 494-498
こちらは、歩いているときと走っているときの、骨盤の傾きを示した論文です。
◆歩いているとき・・・細線
◆走っているとき・・・太線
73人を対象した研究結果から、歩行速度に関連して「骨盤の傾き」が関与していることが推察されます。
つまり、変形性股関節症に置き換えれば、先の速くしか歩けない人は、もしかすると常に骨盤が前傾でかたまってしまっていることが予測されます。一方で、ゆっくりしか歩けない人は、骨盤後傾位を維持しているのでしょう。
いかがでしょうか。皆さんの骨盤の傾きと歩行速度の関係。何らかのヒントになるのかも知れません。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)