海外の研究論文の中には水の中での保存療法を推奨しているところもあります。その内容をよく読んでいくと、実はハードなトレーニングをされています。また施設も充実していますし、専用のインストラクーが配置されています。
一方で日本でプールエクササイズというと「水の中を歩いて下さい」といった感じで、いわば、患者さん任せにはなっていないでしょうか。
変形性股関節症のリハビリを考えた場合、もちろん目的にもよりますが、プールはあくまでも最終手段、リラクゼーションと考えています。普段外で杖なしで歩けるような方は、わざわざプールに入る必要もありませんし、水の中でリラックス身体がほぐれる方はぜひ利用すべきでしょう。
ご存知のように水の中では浮力が働きますから、筋力強化は到底難しいですね。行うとすれば、普段陸上ではしにく運動だったり、心拍数を上げるような水中での激しい運動などは取り組んでみる価値はあるかも知れません。
実際に海外では、そのような目的で推奨している国もあるほどです。水治療法専用のプールを構え、専用のインストラクターのもと指導が行われています。
日本のようにただ歩いているだけでは、今ひとつ物足りない。
皆さんの貴重な時間です。適応、目的、そのあたりを明確にし取り組むべきかなと考えております。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)