「先生、鍼の勉強は進んでいるんですか?」先日突然聞かれましたのでドキッとしました。
今は鍼の勉強はしていませんが、実は今年のはじめ頃はそんなことを考えていた時期もあったのです。世界には「筋肉の痛みを専門に扱う」医療者集団の集まりがあり、筋肉の痛みに対する研究が盛んに行われています。そこには、医師をはじめ理学療法士や他の医療従事者が所属しています。私も登録は済んでいるのですが、まだ正式な返事をいただいておりません。そこで現在注目を集めているのが、鍼による痛みの緩和治療です。
鍼には即効性が期待できます。
筋肉の深部、手では十分に圧しほぐせないとろこには、十分に代替えが可能です。股関節症の方にも活用できる治療手段だと考えています。股関節症の病態を理解し、痛みの発生機序をより深く研究していくと、筋肉の過剰な緊張を緩め正常な姿勢や歩行、運動を促通することが、最も身体に対するリスクが少なく生体が持つ自然治癒力を引き出すことのできる持続効果が高い介入手段のひとつと考えています。
適応を見定めれば、筋肉の緊張を緩める手段の一つとしてそこに鍼をもってきても同じような効果が望めるのではないかと考えていた時期があったのです。そんなとき、私の友人で臨床経験のある鍼灸師が銀座で開業しました。本格始動は来年からのようですが、今後股関節の痛みに対する治療の選択肢が増えそうです。
銀座には股関節の痛みを解決でいる場所がいくつかあります。足の問題、靴の悩みには、整形外科ドクター、シューフィッターさんで構成された靴屋さんがあります。筋肉の過剰な緊張、痛みを東洋医学の視点から診る鍼灸師がいます。徒手により筋肉をしっかり緩め、姿勢や歩行、全身の運動に変えることで痛みの改善を図る理学療法士がいます。ここ銀座には股関節の痛みを診てくれる医療従事者が増えきました。
今後も股関節の痛みを解決できる手段を多方面から探っていきたいと思います。
佐藤正裕(理学療法士)