[研究論文] 先人から学ぶ痛み治療
[研究論文] 先人から学ぶ痛み治療
痛みなどによって引き起こされる正常機能の歪み、およびそれらの歪みによって二次的、三次的に引き起こされる異常機能状態(冷え、隣接関節の痛みなど)、このような「負のスパイラル」に対して、新たな「正のスパイラル」を作りだし、正常機能に近づけることが痛みを軽減させる第一歩であると考えています。

世界的にも有名な痛み治療の第一人者のある先生は2007年の寄稿論文の中で





「従来の筋への介入は、筋を緩める、血流を良くするなどの理由で語られてきたが、生体の最大部分を占め、動きという重要な機能を司る筋に直結した運動系の持つ生体における役割を見直してみる必要がある」

と、筋肉への介入の見直しを探るべきことを述べられています。

介入対象は筋肉であることに異議はありません。しかし、その方法に対しては、筋肉の「動き」を引き出すことが最終的にはより優先させるべき課題であると示唆した内容であると思うのです。

昨日みえた方も、

「緩めただけでは、使い方がわからなかった」
「こう動かせば、痛くならないのがわかるようになった」 

というように、筋肉をコントロールの術を自らの身体活動を通じて、会得することが最も必要なことではないでしょうか。治療者、セラピストにより「痛み」に対する考え方は様々です。

技術を持った同士、当たり前と言えば、当り前のことなのかも知れませんがベストと思える環境の中で、今後も皆さんと同じ目標に向かって痛みの除去に挑戦し続けていく
つもりです。

佐藤正裕(理学療法士)
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