最近、メディアを通じて人工股関節手術が身近に感じられるようになりました。ある医療機関では手術待ちに1年、大変混み合っているようです。
人工関節に置き換えることで、痛みが解消されるのは素晴らしいことではありますが、同時に、手術後のご相談も増えています。人工股関節の手術において、専門家の間でも必ずといってよいほど話題に上がるのが、「脚長差」の問題です。
手術を受けるにあたって、初めて聞く?なんて方がいらっしゃいましたら、必ず、これは術前に確認をしておいて下さい。
脚長差とは左右の脚の長さが異なることを指し、手術後に長さの違いを訴えることがあります。考えられるのは、執刀された先生の技術的な問題。そして、もうひとつは、手術前の身体の状態です。
できる限りこうしたリスクを軽減させるためにも、手術前リハビリが用意されています。先日も偶然テレビに映る著名人の歩き方を拝見させていただきましたが、どこか、ぎくしゃくしていましたね。おそらく、どちらか一方、あるいは両者の問題を抱えているものと思われます。
人工股関節挿入後の合併症でもある脚長差は、股関節の痛みがなくなり活動量が増え、歩行距離が伸びてくると、次第に膝痛や腰痛などの後遺症へと生まれ変わります。何年か経ってから現れることもあるほどです。
癖が染みついてからだと、とても苦労されています。再手術にならないためにも、速やかに解消を図りたいところです。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)
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