姿勢や歩行が大切なわけ
皆さんの姿勢や歩行こそが痛みの多くの原因であり、姿勢や歩行を見直すことで痛みを軽減できる可能性が十分にあると考えています。

現在は、痛みの原因を股関節を構成する因子である筋肉や軟骨、そして骨などの「個」の問題と捉える傾向がありますが、私はこれら「個」に症状が及ぶ、それよりも前の段階に注目する必要があるのではないかと思い、皆さんの施術に取り組んできました。

つまり、症状や痛みが生じる前には、小さい時からの骨の異常やもともとの骨の形の問題、怪我や事故があったり、または、過労やストレスなど。様々な目に見える問題から、表面化しない問題まで。それなりの背景があってそれぞれ独自の姿勢や歩き方を作り上げてきます。

このオリジナルともいえる姿勢や歩き方こそが、関節を構成する筋肉、骨、軟骨、靭帯などに影響を与える大きな要因であると考えているのです。姿勢や歩き方を皆さんの施術のポイントにおいているのも、根本的な原因に直接はたらきかけるためです。

それぞれに合った姿勢や歩き方が実践されるようになると、無駄な筋肉の緊張やコリは少なくなります。痛みは軽減してきます。筋肉の緊張が緩むことで軟骨や骨への影響も予防できるのです。

佐藤正裕(理学療法士)
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