海外では「肥満」が股関節症の発症因子であり、「重労働」に携わる職種もリスクがあるといわれています。
一方でここ日本では、食生活の影響もあり海外のような肥満体型による発症例は少なく、それよりもむしろ細身の方にも多く発症している印象を受けています。
なぜでしょうか。
先日、初めて遠方より飛行機でお越し下さった方はご自宅ではピアノ教室をされています。ピアノを趣味やご職業でされている方にも股関節痛は増えています。この時期らしいのですが、教会でパイプオルガン演奏者の方が股関節痛を抱え、ご相談にみえました。
日本では、体重の影響よりも、趣味活動、職業形態から股関節痛を訴える方が多いように思われます。
ピアノのような楽器演奏者の場合には、ペダル操作が何らかの影響を与えているようです。
立って歩いていただくと、つま先の向きに注目が集まります。
何気ないちょっとした癖が、末端のつま先から中枢側への膝や股関節へと伝わり、無意識のうちに負担になる動きを引き出します。
日本人の股関節痛は、我々生活の基盤と密接に関わりがあると感じています。
まさか、と思われるその所作の積み重ねこそ、真の痛みの原因となっていることがあるようです。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)
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