皆さんは、どのような靴を履いていらっしゃいますか?
私が股関節症を専門に取り組み始めた当初、60~70代の方たちを中心に、木靴のような固い靴を履いていらっしゃるのが印象的でした。いわば、股関節症の方では定番であったような靴です。
最近になって目立つのは、踵(かかと)が高くなったウォーキングシューズ。施術の際にもよくみかけます。
靴は、研究に研究が重ねられ最新の科学に基づき改良されてきています。ただ、利用する側の身体に適していないと、かえってそれが股関節への負担を招くこともあるようです。
私が股関節症の方へ靴をおすすめする際には、以下の2点です。
1. 着脱のし易さ
2. ソール(靴底)の柔軟性
変形性股関節症も症状の進行が伴うようになると、股関節の可動範囲が狭くなります。これは、靴ひもによる着脱を困難にさせることへも直結します。靴ひもがベストであるのはいうまでもありませんが、症状が進んだ方へは、着脱し易いデザインをご紹介しています。
また、歩行時には、踵からつま先へのスムーズな重心移動が不可欠です。股関節症の方ではこれが苦手です。本来の理想的な歩きをアシストしてくれるような靴が理想ですね。
プロのマラソンランナーが年々世界記録を更新し続けるように、靴の開発が目まぐるしい昨今。
ご自身の身体の状態に合わせ、適切な靴を選んでいただきたいと思っております。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)