変形性股関節症の痛みにも、手術が必要な場合とそうでない場合が存在します。
もちろん、ご本人の希望にもよりますが、現在の症状に対して果てしなく目標が高い場合には、手術が有効な場合もありますし、逆に、日常生活さえ行えればよい、そうお考えの場合なら、わざわざ手術を行わなくてもよくなることがあります。
ご相談いただいたいのは、50代の女性です。
「左股関節の変形性股関節症で経過観察のため年一回通院していますが、特に治療はなく、年々痛みが増して、最近は常時跛行している状態です」。ご相談いただいた当初は、医療機関の管理下ではありましたが、次第に症状が悪化し、将来への不安を抱えお越しいただきました。
約2年半、25回の施術を終えての成果です。
医療機関から画像所見を入手することはできませんでしたが、脚長差もあり、可動域制限も著明だったこともあり、おそらく進行期〜末期に差し掛かった状態と推測できます。
初回時にお越しいただいた際には、銀座まで歩いてくるのもやっとの様子であり、コロナ禍における自粛生活を経て、かなり筋力が低下してしまったように思われました。
それでも外出機会を増やし、少しずつ歩き方を整えることで、だいぶ動けるようになりました。最後は、躍動感溢れる小走りまで。
当初は2週間に1回のペースで通われ、現在では、月1回のペースでメンテナンスにお越し下さっています。卒業まではあと一歩といったところでしょうか。
主体性をもってコツコツ取り組むこと。ご自身で治していく上ではとても重要な要素だと常々感じております。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)