変形性股関節症 「股関節の病気」と筋肉ほぐし
変形性股関節症 「股関節の病気」と筋肉ほぐし
おはようございます。一昨日メールでのお問い合わせがございまして、ブログでもご紹介していただきたいとのご要望がありましたので、今回から2回に渡りご質問にお答えしたいと思います。

まずは、一つ目、筋肉ほぐしについて。





筋肉ほぐしは、変形性股関節症を宣告された皆さまにとっては、間違いなく必要です。特に経過が長くなればなるほど、そのコリは強固です。股関節周囲の筋肉をほぐすことで、関節が滑らかに動くようになり、痛みは改善されます。ただ、もう一つ考えておかなければならないのは、「股関節の病気」に関してです。股関節とは、「臼蓋」と呼ばれるお碗と大腿骨の先「骨頭」といわれる骨で構成された関節です。人間の身体でいえば、肩と同じ構造をしています。肩関節が脱臼するように、股関節も同じように使い方によっては、亜脱臼、脱臼を繰り返します。

変形性股関節症とは、こうした余計な動きを繰り返すことで、骨頭と臼蓋の噛み合わせが悪くなり、関節の構成要素、関節唇や軟骨、靭帯へと負担をかけることで、関節組織の破壊を招く病気です。骨頭が臼蓋側にのめり込んできて、本来とは異なる箇所で関節が出来上がってしまう。そうなると、これまでのような滑らかな動きは失われてしまい、脚長差を生じさせる原因ともなります。

大切なことは、痛みの改善のために筋肉ほぐしと並行して、病気の発症、再発予防との考えから、骨頭を再び臼蓋側にしっかり収められるように、筋肉へ正しい刺激を入れながら、身体と脳へ再教育を行わなければなりません。多少痛みがあってもこのタイミングを逃してしまうと、「あれ、足が悪いの?」と友人やご家族からも指摘を受けるように、それなりに仕上がってしまいます。



外れた骨頭を再び元の位置に戻す。これは実は、実際に診断を受けた方だけではなく、一般の方でも多く目に付きます。いわゆる、予備軍といわれる方たちです。街中を歩く方を拝見していても、股関節がしっかりおさまっていない、近い将来、股関節にトラブルを抱えそうな立ち方、歩き方をしている方が多くいらっしゃいます。これは、ご自身で意識しない限り、なかなか習得の難しい技術です。

股関節の病気を発症させないためにも、本でもご紹介させていただいているような体操を中心に、股関節がしっかりと収まるように、日頃の立つ、歩くの動作の中でも確実に実現できるよう心がけていきましょう。
次回のブログでは、2つ目のご質問にもお答えさせていただきます。

★ginzaplusのブログでは、頂いたメッセージやコメント、変形性股関節症患者さんの生の声を、記事の中でご紹介させせていただいております。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)
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