さて、痛みシリーズ3回目です。今日は、手術前の痛みについて考えてみたいと思います。皆さんの痛みには、関節構造そのものの問題よりも、心のどこかに痛みの真の原因が潜んでいることがあります。インタビューを繰り返しながら、痛みの所在箇所を確認しながら、状況に合った治療手段を提案させていただいております。
先日初めてお越しくださいましたが、私の中では、ほぼ7割痛みを克服されているように思われました。医師の診断を素直に受け入れ、もう迷いがないようです。保存療法に理解のある理学療法士に出会えたことも良かったのでしょう。既に痛みを受容され、前向きに手立てを探ろうとしていらっしゃいます。
動いても良いですよ、との声かけにも難なく受け入れられ、改善の準備は整っているように思われました。
回復のスピードはそれぞれですが、私が感じるのは、変形性股関節症の進行期や末期、病期やステージの問題でなく、心の情動です。変形性股関節症末期との診断に、どう向き合うことができるのか、ここが大きな勝敗の分かれ目になりそうです。
私が取り組むスポーツ、トライアスロン、アイアンマンのフレーズに“Anything is possible”という言葉があります。これは、どんなことにも当てはまる、可能性を感じさせる言葉です。皆さんの身体にもきっと可能性が潜んでいるはずです。その力を存分に発揮できるよう、ぜひ限界に挑戦していただきたいと思っております。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)