保存療法に携わるようになって感じているのは、成功の鍵の一つに「仕事」とのバランスがあります。日本でも、ワークライフバランスという表現が一般的に使われるようになっていますが、保存療法においても、ポイントになるところです。仕事にどっぷり浸かってしまい、なかなか自分の時間が作れない。そんな状況に追い込まれると、やはり、保存療法の効果も薄れるでしょう。
特に学校でのお仕事では、階段や重い荷物を持っての移動や学校行事も重なって、イレギュラーに無理を迫られることもあるのでしょう。学校関係者で、変形性股関節症に悩まされれている方を多く拝見しております。
それでも、職場での理解を得られ、ある程度の負担を軽減できるのであれば、改善の可能性も広がるでしょう。ご自身でお仕事をされている方は、チャンスかも知れません。タイムマネージメントに徹し、股関節を再び蘇らせる時間を確実に確保しましょう。
こちらの方は、職場のご理解も得られ仕事量も上手にコントロールできるようになりました。そのおかげで、痛みも改善傾向です。あとは、コロナによる自粛生活を難なく乗り切れれば、この先も一生未手術で過ごすのも夢ではないでしょう。だた、筋力だけは落とさないように。経過を注意深く観察しながら、フォローしていきたいと思っております。
ginzaplus 佐藤正裕(理学療法士)