補い合う機能
人間の身体は実に精密に作られています。

人体解剖を行っていると、何も異常がないのが不思議なくらいです。ある部分の働きが弱くなり使えなくなると、他の部分が働き始め、その代替えをすように働きます。人間の身体には「補い合う機能」が備わっているのです。股関節症の方にもこのような現症がしばしば見受けられます。

歩いていると、
「だんだん右へ寄っていく」
「つまずく回数が多くなった」
「いつの間にか膝を擦るようになった」
「靴底の外側だけがすり減るようになった」

これらは身体の非常システムが働き始めていることを示します。「そろそろ、痛みを出しますよ」と身体が発している重要なサインです。このサインに本人が気付くこともあれば、他人から指摘を受けて初めて自分の異変に気づくことがあるようです。

このときには、すでに筋肉のバランスは崩れ、いつでも痛みを出しやすい状態になっています。

昨日メッセージを下さった方も、アメリカ在住の方も同じような経験をされてました。
『実は私も、(ジーンズの縫い目のずれ)と(スカートが回る)の経験者です。2006年12月に左足のRAO、右足も臼蓋形成不全ですが脱臼も浅くほとんど痛みがないため温存中です。術後は順調で量販店で立ち仕事に従事しています。先生の書かれている、体のバランスと筋肉の使い方の考え方には、とても共感を覚えます。私の掛かり付けの整骨院の先生が体の中心を意識する姿勢の指導を熱心にされる方だった事と筋力不足のままでもハイキングを楽しんだ事で体の使い方がカギなのでは・・・と、素人なりに考えました。コリの溜まらない体作りが現在の目標です。今後、先生の日記で勉強させて頂きます。 』

最近はお越し下さる方は既に気が付いているようです。身体のバランスの変化が痛みを引き起こすということを。

佐藤正裕(理学療法士)
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