昨日、ある先生の文献に目を通していました。
理学療法士として都内に開業されている先生の論文です。こちらの先生は筋肉治療の分野においては第一人者であり、大学にも所属しておられたので、その研究報告には毎回関心を寄せています。
さて、その先生が一般の方向けに筋肉の痛みやコリとの付き合い方について記事を書いておりましたので、一部ご紹介いたします。まさに…というような内容です。非常に重要なことが書かれています。
「筋肉のコリ、緊張を緩めるだけの治療では、一時的な症状の改善はみられるが、ある期間を経て再現するのが常である。 」
さらに姿勢や歩行のことについても触れられていて、
「慢性化した痛み、筋肉のコリのほとんどは痛みの予防を目的とした姿勢をとるときのプロセスにおいて起こるものだ」
つまり、筋肉のコリは痛みや違和感を感じて逃げようとしたその姿勢や歩き方から生まれるものだというのです。
ここでの報告にもあるように、筋肉の痛みやコリの発生機序を論理的に筋道を立てて推察できると、必然的にその治療のポイントは、姿勢や歩行の基礎となるバランスのとり方や筋肉の使い方にあると思うのです。実は、もう10年以上も前に発表されている報告ではありますが、実際の現場でこのような考え方が浸透するにはまだ時間がかかっているようです。
佐藤正裕(理学療法士)
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